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産業能率大、「2013年度 新入社員の会社生活調査」結果を発表
2013年度
新入社員の会社生活調査
注目データ
・SNSを「毎日利用」が増加
・上司からのSNS友達申請 女性新人6割が「イヤ!」
・SNSの個人利用「会社にとってリスクない」半数超
・「社長になりたい」過去最低
学校法人産業能率大学(東京都世田谷区)は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し「2013年度 新入社員の会社生活調査」としてまとめました。
この調査は、3月27日から4月10日まで、本学の産能マネジメントスクールが開催する「新入社員研修セミナー」に参加した新入社員のうち150社500人を対象に実施し、463人(男性324人・女性139人)から有効回答を得ました。本学では1990年度から、この調査を「新入社員の会社生活調査」として継続して実施しています。
<全体総括>
「独立」や「社長」など大きな成功は望んでおらず、長期間にわたり安心して働いて自分自身が成長することが重要と考える今年の新入社員。スマホで毎日のようにLINEなどのSNSを利用するが、リスク感度は必ずしも十分でない。上司からの友達申請はお断り。
今年度の新入社員は、約88%がスマートフォンを所有し、LINEなどを使って毎日SNSを利用しているようです。周囲の友人とのコミュニケーションを日常的に行っている様子がわかりますが、上司からの友達申請には、「嫌だ」とする回答が多くありました。また、SNSを利用することは「会社にリスクはない」と半数以上が答えているなど、SNSが身近な存在ゆえにソーシャルメディア・リスクへの感度は十分ではない新入社員もいそうです。
最終的に目標とする役職・地位は「社長」が過去最低となり、「部長」が前年度に続いて過去最高を更新。より現実的な「課長」も増加傾向にあります。また、働く上で重要なことは、「自分自身が成長すること」、そして「長期間、安心して働けること」。近年、管理職志向が強まっていましたが、専門職志向がやや持ち直しています。世界に名立たる日本企業でも業績が芳しくない状況を目の当たりにして、自分が成長することで専門性を身につけてリスクヘッジしたいという意識が生じてきているようです。
目 次
● 注目データ・・・P.2〜P.3
● 調査概要・・・P.4
● 調査結果・・・P.5〜P.12
● データ集・・・P.13〜P.34
※グラフなど詳細データは添付の関連資料を参照