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日立、「EP8000シリーズ」のエントリーサーバーからPOWER7+プロセッサー搭載モデルを販売

2013-03-04

エンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のエントリーサーバに
最新のPOWER7+(TM)プロセッサー搭載モデルを追加し、販売開始


※製品画像は、添付の関連資料を参照

 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、高性能・高信頼なシステム向けのUNIXサーバであるエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のエントリーサーバにおいて、最新のPOWER7+(TM)プロセッサーを搭載し、従来モデル比(*1)で最大約1.2倍のトランザクション処理性能(*2)を実現するとともに、仮想サーバ数を従来モデル比で2倍にするといった仮想化機能の強化を行った新モデルを3月1日から販売開始します。「EP8000シリーズ」では、2012年12月に、ハイエンドサーバ、ミッドレンジサーバにおいて、POWER7+(TM)プロセッサーを搭載し、仮想化機能を強化した新モデルを製品化しており、今回、エントリーサーバにおいても新モデルを製品化したことで、より高性能な製品を広範囲のお客様に提供可能となりました。

 *1 「EP8000 740」および「EP8000 720」における、2012年4月に販売開始したPOWER7(R)プロセッサー搭載の従来モデルと、POWER7+(TM)プロセッサー搭載の新モデルの比較。
 *2 トランザクション処理性能:関連する複数の処理を一つの処理単位にまとめて管理する処理方式であるトランザクション処理の性能のことで、プロセッサー性能だけでなく、システム全体の性能を評価するための指標。

 「EP8000シリーズ」は、メインフレームクラスの信頼性と可用性を備え、オペレーティングシステムに最新のAIX(R) V7.1をサポートしたUNIXサーバで、金融機関や製造業をはじめとする企業の基幹業務システムや、電力、交通などの社会インフラシステムにおいて、多くの実績があります。

 日立は、今回、「EP8000シリーズ」のエントリーサーバ「EP8000 740」および「EP8000 720」において、最新のPOWER7+(TM)プロセッサーを搭載し、従来モデル比(*1)で最大約1.2倍のトランザクション処理性能を実現しました。また、プロセッサー1コアあたりの仮想サーバ数を従来製品比(*1)で2倍となる20LPAR(*3)に拡大するとともに、メモリ上のデータを圧縮することで、搭載している物理的なメモリ容量以上に利用可能な容量を拡張できるメモリ仮想化機能「Active Memory Expansion」をサポートするなど、「EP8000シリーズ」の特長である仮想化機能を強化しました。

 *3 LPAR(Logical PARtitioning/Logical PARtition):ハードウェア(サーバなど)がもつリソース(プロセッサー、メモリなど)を論理的に複数の区画に分割して割り当てる方式(Logical PARtitioning)、または、その割り当てられた区画(Logical PARtition)。

 日立は、今後も、独自の高速系切替機能(*4)や日立のストレージシステムとの連携機能などにより、高信頼なシステム構築を実現するとともに、統合システム運用管理「JP1」をはじめとする日立オープンミドルウェアとの連携や、AIX(R)予防保守パッチ提供サービスなどの高信頼なサポートサービス「日立サポート360」の提供により、企業の基幹業務や社会インフラの安定稼働を支援していきます。

 *4 高速系切替機能:サーバに障害が発生した場合に、現用系から待機系のサーバへの切り替えを迅速に実現する機能。


<新製品の特長>

1. POWER7+(TM)プロセッサー搭載により、従来モデル比(*1)で最大約1.2倍の処理性能を実現

 「EP8000シリーズ」のエントリ−サーバとして初めて、POWER7+(TM)プロセッサー搭載モデルを製品化しました。具体的には、POWER7+(TM)(4.2GHz、3.6GHz)を最大16way(*5)まで搭載可能な「EP8000 740」と、POWER7+(TM)(3.6GHz)を最大6wayまで搭載可能な「EP8000 720」の新モデルを追加しました。POWER7+(TM)プロセッサーは、従来のPOWER7(R)プロセッサーに比べ、周波数の向上や、プロセッサー内蔵のオンチップL3キャッシュメモリの容量拡大などにより、処理性能の向上を実現しています。これにより、「EP8000 740」、「EP8000 720」は、POWER7(R)プロセッサーを搭載した従来モデル比(*1)で、トランザクション処理性能をそれぞれ最大約1.2倍に向上しています。また、メモリは最大1,024GB、PCIスロット(*6)は最大44本と、エントリーサーバとして優れた拡張性を有しており、小規模なデータベースやオンライントランザクション処理システムなどの基幹業務システムにおいて、さらなる性能と拡張性の向上を実現しています。

 *5 way:プロセッサーのコア数。
 *6 PCI(Peripheral Component Interconnect)スロット:コンピュータ内のデータ伝送路であるPCIカードを搭載する差し込み口。


2. 仮想化機能の強化

 「EP8000シリーズ」の特長である、プロセッサーやメモリなどのリソースのきめ細かな分割を実現する仮想化機能「マイクロパーティショニング」において、プロセッサー1コアあたりの仮想サーバ数を従来モデル比(*1)で2倍となる20LPARに拡大しました。これによって、「EP8000 740」では最大320LPAR、「EP8000 720」では最大120LPARの仮想サーバの構築が可能になります。
 また、2012年12月に製品化したハイエンドサーバ、ミッドレンジサーバの新モデルに続き、エントリーサーバにおいても、メモリ上のデータを圧縮することで、搭載している物理的なメモリ容量以上に利用可能な容量を拡張できるメモリ仮想化機能「Active Memory Expansion」と、プロセッサーとメモリの連携度を監視して、最適なパフォーマンスを得られるように仮想サーバのメモリ配置を自動調整する機能「Dynamic Platform Optimizer」をサポートしました。
 これらの仮想化機能を駆使することで、エントリーサーバにおいても、より多くのサーバを集約・統合することが可能となりました。


<新製品の概要>

 モデル:EP8000 740
 形状:ラックマウント
 プロセッサー(周波数):POWER7+(TM)(4.2,3.6GHz)
 最大プロセッサー数(way):16
 メモリ容量:32〜1,024GB

 モデル:EP8000 720
 形状:ラックマウント/タワー
 プロセッサー(周波数):POWER7+(TM)(3.6GHz)
 最大プロセッサー数(way):6
 メモリ容量:8〜512GB


<新製品の価格と出荷時期>

 モデル:EP8000 740
 価格:8,075,340円〜(税抜7,690,800円〜)
 出荷時期:2013年4月26日

 モデル:EP8000 720
 価格:2,438,205円〜(税抜2,322,100円〜)
 出荷時期:2013年4月26日


<他社商標注記>
 ・AIX、POWER7、POWER7+は米国およびその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの登録商標または商標です。
 ・UNIXは、The Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標です。
 ・その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。


<関連情報>
 エンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」に関するホームページ
 http://www.hitachi.co.jp/EP8000/


以上

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