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日本光電、高性能と小型・軽量化を実現した送信機「ZS−630P」を発売
日本光電
送信機 ZS−630P 発売開始
日本光電工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:鈴木文雄、以下 日本光電)はこの度、小型ながら基本性能を充実させ、防水機能を搭載した送信機ZS−630Pを発売開始しました。
ZS−630Pは、医療現場に求められている看護業務の効率化と安全性管理機能の両立をコンセプトに開発した、高性能と小型・軽量化を実現した送信機です。また、SpO2の測定精度を向上させたソフトウェアNPi(※1)を搭載しています。
日本光電では、本製品以外に、より大きなカラー液晶画面で波形と数値を同時に表示し、波形をレビューできる上位機種の送信機ZS−530Pもラインアップにそろえており、現在、医療現場で求められている医療スタッフの業務負荷軽減や医療安全の向上、病棟でのモニタリングのニーズへの貢献を目指しています。
本製品は、国内の大学病院や民間病院の病棟を中心に、今後、3年間で20,000台以上の販売を見込んでいます。
本製品の主な特長は次の通りです。
1. 今までにない小型・軽量化(当社比)を実現
質量は約125gで、従来品(ZS−930P)比で、体積73%、質量67%を実現。
患者さんに負担の少ない大きさです。
2. 小型ながら充実した基本性能
心電図、呼吸、SpO2の測定、送信が可能。心電図単独、SpO2単独での使用も可能。
3. 有機ELカラーディスプレイの搭載により、見やすさが向上
画面では、心電図、SpO2、脈波数、脈波バーグラフ、電池残量などを表示。
電極装着時にその場で波形をチェックできるので、適切な装着を確認可能。
4. 安心な防水構造:IPX8
水や消毒剤などに浸した清掃・消毒にも対応可能。
5. 位置情報機能の搭載で患者さんの緊急時に迅速な対応が可能
患者さんが装着した送信機の位置情報を医用テレメータWEP−5200シリーズに送信。
「エリアモード」(※2)と「ゲートモード」(※3)により患者さんの移動を正確に検出可能。
<主な製品仕様>
寸法:W64.5×H97.5×D30mm
質量:約125g(電池その他付属品は含まず)
測定項目:心電図1ch、呼吸、SpO2
表示項目:心電図、脈波、SpO2、脈波数
搭載機能:呼び出し機能、アラーム中断操作、一時退室操作、位置情報検出など
防水機能:有(IPX8)
本体価格:531,000円(税抜)
●用語説明
※1 NPi
SpO2のさらなる精度向上を目指し、アーチファクト(ノイズ)対策を強化したアルゴリズム。
※2 エリアモード
トイレなど、患者さんが病室以外で比較的長時間留まる場所を検出するモード。
患者さんが病室以外で急変したとき、速やかに所在を特定可能。
※3 ゲートモード
病棟の出入口、非常口付近など、患者さんの移動を検出するモード。患者さんが送信機の電波内から外に出たとき、出た場所を特定し、メッセージ通知可能。
(※2、3の位置情報機能は、医用テレメータWEP−5200シリーズ、位置情報発信機ZU−210Rなどが別途必要)
<医療関係者向け製品紹介ホームページはこちら>
http://www.nihonkohden.co.jp/iryo/products/monitor/02_monitoring/zs630p.html
<製品写真>
※添付の関連資料を参照