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JFEテクノス、心臓病診断PETシステム用の新検査薬合成装置を開発・受注
心臓病診断PET検査における薬剤合成装置が国内初採用
〜JFEテクノスの自社開発装置〜
JFEエンジニアリング株式会社(社長:岸本純幸、本社:東京都千代田区)の100%子会社で、機械・電気設備の製造販売等を行うJFEテクノス株式会社(社長:沼井雅行、本社:横浜市鶴見区)は、心臓病診断でPETシステム(※1)を使用するための新検査薬(※2)の合成装置を開発し、このたび医療法人聖比留会セントヒル病院(所在地:山口県宇部市)に国内で初めて実用機を納入しましたのでお知らせします。
セントヒル病院は中核病院として先端医療に幅広く取り組んでおり、全国に先駆けて、がん診断に加えPETシステムによる心臓病診断の導入を決定しました。
また、JFEテクノスは従来よりPETシステムを販売しており、同社が納入したがん診断用検査薬の合成装置は、操作性などの点で高い評価を得ています。こうした実績が今回の新検査薬合成装置の受注につながりました。
PET検査はがん診断に威力を発揮していましたが、2012年4月から心臓病の診断にも保険が適用されています。また現在、認知症の検査薬の開発も急ピッチで進められるなどPETシステムへの期待は益々高まっており、今後各地の医療機関で導入が進むものと思われます。
JFEエンジニアリンググループは、この最先端の検査方法の普及に向け、今後も技術開発ならびに技術提案を加速してまいります。
※1:PETシステム
放射性物質を含む薬剤を注射し、その薬剤から発せられるガンマ線を測定して画像診断を行うシステム
※2:心筋梗塞などの心臓病を診断する際、新放射性検査薬[13N]アンモニアを注射してPETを行う。この検査方法は2012年4月より保険が適用されている。
【販売名】:[13N]アンモニア合成装置(Lab−CUBE NH3)
8医療機器承認番号:22400BZX00083000
*参考画像、商品画像は添付の関連資料を参照