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大日本印刷、非接触IC決済サービス「Visa payWave」対応のICカードを発売
国内で初めて『Visa payWave』に対応した決済サービス用ICカードを発売
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、国際カードブランドのVisaが推進する非接触IC決済サービス「Visa payWave」に対応したICカードを国内で初めて製品化し、発売します。
このカードは、ICクレジットの国際的な標準規格のEMV(Europay, MasterCard, VISA)仕様に準拠した“接触IC決済サービス”と、ISO/IEC14443 TypeA方式に準拠した“非接触IC決済サービス”の両方に対応可能なデュアルインターフェースカードです。
【製品化の背景】
現在、国内の流通・小売業界の企業などが発行する電子マネーとして、FeliCa ICチップを搭載した非接触ICカードが広く利用されています。今後は、NFC(*1)の普及にともないFeliCaだけでなく、海外で普及している非接触ICカードの通信規格であるTypeA/TypeB方式のICカードでも決済できる環境が、日本でも整備されると見込まれています。欧米では既に、多くのコンビニエンスストアやファーストフード店、スーパーマーケットなどで、TypeA方式の決済サービスであるVisa payWaveの利用が進んでいます。
今回DNPは、Visa payWaveに対応するとともに、利用シーンに応じて使い分けるICカード(クレジット、デビット、プリペイド)の需要増にも対応した当カードを、業界に先駆けて製品化しました。
【Visa payWave対応デュアルインターフェースカードの特長】
Visa payWave加盟店では、PIN入力やサインの記入を行うことなく(*2)、当カードをリーダーライターにかざすだけで支払いができます。
カード発行会社は、Visa payWaveを使ってクレジット、デビット、プリペイドから1つの支払い方法を選択できます。また、当カードをスピーディーな決済が求められるファーストフードやドラックストアなどとの提携カードとして採用することで、国内外で利便性の高いサービスを提供できます。
【今後の展開】
DNPは、2006年から国際ブランドの非接触IC決済サービスに対応したICカードを販売しており、今回のVisa payWave対応カードの製品化により、国際ブランド2社の非接触IC決済サービスに対応した製品ラインナップを展開していきます。
Visa payWaveは、NFCスマートフォンでの利用も見込まれており、DNPはNFCスマートフォンへのアプリケーションパーソナライズサービス『スマートビューロ』や、スマートフォンの決済やポイントなどのアプリを一元管理する「モバイルWalletサービス」と合わせたサービスも提供します。
DNPは、今回開発したVisa payWave対応カードにおいて、今後3年間で2億円の売上を目指します。
*1 NFC(Near Field Communication):
13.56MHz周波数帯を利用する近距離型無線通信の国際標準規格。2003年にISO/IEC 18092として規格化。FeliCaカードとType A、Type Bのカードそのものには互換性がないが、NFCに対応した機器は、3種のICカードと通信することが可能。また既存のICカードシステムではリーダーライターがカードを読み取るだけであるのに対し、NFC搭載機器は機器間で相互にデータを読み取ることも可能。
*2 ご利用加盟店、ご利用金額によっては、サインなどの本人確認が必要な場合があります。
※Visa payWaveは、国際カードブランドVisaが提供する非接触IC決済サービスです。
※FeliCaはソニー株式会社が開発した非接触ICカード技術方式です。
※FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
●カードイメージは添付の関連資料を参照