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矢野経済研究所、臨床検査薬・機器事業に関する調査結果を発表
臨床検査薬・機器事業に関する調査結果 2012
〜成長率では海外向け事業優位だが国内向け事業も微増推移を持続〜
<調査要綱>
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて臨床検査薬・機器事業展開企業の事業規模調査を実施した。
1.調査期間:2012年6月〜9月
2.調査対象:国内の主要な臨床検査薬・機器事業展開企業40社(日本企業および海外企業日本法人)
3.調査方法:当社専門研究員による直接面接取材、電話取材、ならびに文献調査を併用
<調査結果サマリー>
◆2011年度の臨床検査薬・機器事業規模は7,711億円
2011年度の国内主要企業における臨床検査薬・機器事業規模(臨床検査薬・機器事業を展開する国内主要40社事業者売上高ベース)を7,711億円(前年度比6.5%増)と推計した。事業を臨床検査薬と臨床検査機器・関連事業別にみると、検査薬事業が4,705億円、検査機器・関連事業が3,006億円であった。また、国内向けと海外向け別にみると、国内向け事業が4,833億円、海外向け事業が2,878億円となった。
◆国内向け事業はインフルエンザ迅速検査キットほか堅調で微増推移
2011年度、国内向けの臨床検査薬・機器事業は、インフルエンザ迅速検査キットの需要が伸びたことに加え、糖尿病管理指標のHbA1c、心不全マーカーのBNPなどの検査が堅調に推移し、前年度比3.1%の増加と推計した。
◆検査薬、検査機器とも海外向け事業が好調
海外向けの臨床検査薬・機器事業は一部の企業による生化学自動分析装置、血球計数装置などの販売が主体になっていたが、検査薬分野等でも海外事業を強化する動きが強まっている。2011年度の海外向け臨床検査薬・機器事業は、OEM供給などが好調で前年度比12.7%の増加と推計した。
<資料発刊>
資料名:「2012年版 臨床検査市場の展望」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C54111500
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照