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図研エルミック、ジーニックのFPGA用画像コントラスト改善技術の販売とサポートを開始
図研エルミックがジーニックのFPGA用画像コントラスト改善技術の販売とサポートを開始
〜 低コストで高精度な画像を実現 〜
株式会社ジーニック(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:森岡 孝男、以下 ジーニック)と図研エルミック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:朝倉尉、以下 図研エルミック)は、図研エルミックがジーニックの画像コントラスト改善技術「ForteVision」の販売とサポートを開始したことをお知らせいたします。
「ForteVision」は、ジーニックが開発した、低照度、逆光、霧などの悪環境下で撮影された動画像を改善する、FPGA用のIP(intellectual property *1)です。カメラはセキュリティ分野でも広がりと重要性が高まる一方ですが、このような場では鮮明な映像を撮影するために必要な理想的な外光環境は望めない場合がほとんどです。
ForteVisionは、高価な高感度カメラや、モノクロ画像になってしまう赤外線カメラを使用することなく、低照度や逆光、霧、ノイズで見えにくい映像をリアルタイムに改善します。
監視カメラ、ドアホン、車載カメラなど、低コストが特に求められるビデオ機器の開発において、高価なカメラを使うことなく鮮明な画像を実現する製品を開発することができます。
※ForteVisionによる画像改善例は添付の関連資料を参照
ジーニックでは、昨年12月からForteVisionを発売していますが、今回の図研エルミックとの提携により、販路を拡大するとともに、図研エルミックが有するFPGAやプリント基板の開発技術により、ForteVisionユーザーにより良いサポートを提供できることを期待しています。
ジーニックでは、昨年12月からForteVision を発売していますが、今回の図研エルミックとの提携により、販路を拡大するとともに、図研エルミックが有するFPGAやプリント基板の開発技術により、ForteVisionユーザーにより良いサポートを提供できることを期待しています。
図研エルミックは、TCP/IPを中心とする組込みソフトのベンダーですが、今年からはハードウェアIPビジネスにも参入し、自社開発と提携の両面からラインアップを増やしています。ジーニックのForteVisionの主なターゲットとなる車載カメラメーカーやドアホンメーカーには、図研エルミックのミドルウェアの顧客も多く、これらの顧客に対し、より最終製品に近い分野特化型ソリューションの展開を目指しています。
今回の発表に伴い、両社は無償試用版ネットリストの提供サービスも開始しました。
*IP(intellectual property):元来は知的財産の意味だが、半導体開発現場では、FPGAを含むLSIを開発するための、機能単位でまとめられた回路情報の意味で使われる。
◆ジーニックについて
ジーニックは、1985年設立のIC・LSIファブレスメーカーで、センサーメーカーであるオプテックス株式会社(東京証券取引所第1 部上場)の100%子会社です。
カウンタIC、PCIバスIC、汎用拡張I/O等の製品ラインナップに加え、カスタムICや製品・試作の受託開発(RTL設計、FPGA設計、基板設計・製作、FAシステム)も行っております。
本社は滋賀県大津市にあります。
◆図研エルミックについて
図研エルミックは、東京証券取引所マザース市場に上場し、資本金は12億2百万円。
TCP/IPとOS技術の企業としてスタートしましたが、近年ではONVIFやMirrorLinkといった新しいネットワーク規格に積極的に取り組んでいます。さらに今年からは、ハードウェアIP市場にも参入し、オリジナルのハードウェアIP「YAMAME」シリーズを展開しています。
・本文中の会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。