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日本NI、NI CompactRIO拡張シャーシ「NI 9154」など2機種を発売
日本NI、カスタマイズ可能な監視/制御システムの構築に最適な拡張シャーシを新発売
― 新たなNI CompactRIO拡張シャーシ2種 ―
【ニュースハイライト】
・NI CompactRIO(注1)拡張シャーシに新たに2種類の製品が登場 ― NI CシリーズミックスドシグナルI/Oモジュール(注2)から工業用センサに接続することが可能になりました。
・「NI 9154」は8スロットを備えたMXI−Express RIO拡張シャーシで、多チャンネル、高スループット、カスタム仕様の信号処理・制御を必要とするようなアプリケーション(例:ラピッドコントロールプロトタイピング、HILSテスト、複雑な研究向けアプリケーションなど)向けに開発されています。
・「NI 9146」は4スロットを備えたEthernet RIO拡張シャーシで、このシャーシを使用することにより、CシリーズミックスドシグナルI/Oモジュールを簡単にPCやEthernetネットワークに追加することが可能となります。費用や時間が重視される分散型の監視・制御用アプリケーションに最適です。
【ニュースリリース】
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下 日本NI)は9月6日、8スロットのMXI−Express RIO拡張シャーシ「NI 9154」と、4スロットのEthernet RIO拡張シャーシ「NI 9146」を新発売いたします。NI CompactRIO拡張シャーシを使用することにより、幅広いCシリーズプラットフォーム製品を、数百あるいは数千ものI/Oチャンネルを必要とするようなアプリケーションで活用できるようになります。NI LabVIEW FPGAモジュールを使用すれば、いずれのシャーシにも内蔵されているFPGA(Field−Programmable Gate−Array)チップを自由にプログラムすることができ、カスタム仕様のインライン処理や閉ループ制御、同期、カスタムタイミング/トリガリングなどが可能となります。
ナショナルインスツルメンツ 組込システムマーケティング ディレクターJamie Smithのコメント
CompactRIOプラットフォームは、高性能な制御/監視用アプリケーションに最適です。今回2種類の拡張シャーシがリリースされたことにより、現在使用中のシステムを拡張したり、システム内にI/Oを分散させたりするためのオプションが増えました。
<NI 9154の機能>
・複数シャーシ間で200MB/秒のストリーミング帯域幅を実現する高スループットのMXI−Express x1インタフェースを採用
・複数のCompactRIOデバイス、NI PXIシャーシ、NI工業用コントローラ、PCをデイジーチェーン接続することで一台のコントローラから数千のI/Oチャンネルにアクセス可能
・最大8つのCシリーズミックスドシグナルI/Oモジュールを使用可能―あらゆるセンサ、バスに直接接続可能
<NI 9146の機能>
・ソフトウェアの操作が容易に―リモート監視/制御機能をEthernetネットワークにシームレスに追加可能
・NI LabVIEWを使って、Windows PCまたはLabVIEW Real−Timeコントローラから、FPGA対応のI/Oに速やかにアクセス可能
・診断機能や自動構成機能を搭載しているため、設置・使用・保守が比較的容易に行える
・低消費電力でありながら、すばやい起動が可能で、工業用にも適した堅牢な構造となっている
※製品画像は添付の関連資料を参照
■RIOプラットフォームについての詳細情報:
・RIO拡張シャーシの概要:http://www.ni.com/rio-expansion
・NI 9154製品ページ:http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/210776/
・NI 9146製品ページ:http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/210779/
■価格(税別)
NI 9154 8スロットMXI−Express RIOシャーシ 15万6千円
NI 9146 4スロットEthernet RIO拡張シャーシ 15万6千円
*価格は事前の通知なく変更される場合があります。ご了承ください。
(注1)NI CompactRIOについて
NI CompactRIOは、組込制御・監視アプリケーションの開発に適したシステムで、組込コントローラ(通信・処理用)と再構成可能シャーシ(FPGAを搭載し、ユーザによるプログラミングが可能)、ホットスワップ可能なI/Oモジュールで構成されています。
(注2)CシリーズI/Oモジュールについて
NI CompactRIOでは、NI LabVIEW FPGAの基本的なI/O関数を使用すると、各I/OモジュールのI/O回路にハードウェアから直接アクセスすることが可能です。各I/Oモジュールは、信号調節機能を内蔵し、ネジ留め式端子、BNC、D−Subコネクタを搭載しています。熱電対、電圧、測温抵抗体(RTD)、電流、抵抗、歪み、デジタル(TTLなど)、加速度計、マイクロフォンなど、異なる計測に対応したCシリーズモジュールが現在、50種類以上あります。
・ニュースリリースのURL
http://digital.ni.com/worldwide/bwcontent.nsf/web/all/F6C6BA8E94176F4E86257A710000A771?OpenDocument&node=32000_ja
<日本ナショナルインスツルメンツについて>
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(http://www.ni.com/jp)は、1976年以来、生産性を高めイノベーションを後押しするツールを世界中のエンジニアに提供してきた米国ナショナルインスツルメンツの日本法人です。NIの「グラフィカルシステム開発」手法は、統合されたソフトウェア/ハードウェアプラットフォームを導入することで、計測・制御機能を必要とするあらゆるシステムの開発を迅速化します。技術によってよりよい社会を目指すというNIの姿勢と長期的ビジョンは、顧客や取引先、従業員の成功にも貢献しています。本社はテキサス州オースチンにあり、従業員数は6,400名以上、セールスオフィスは世界40ヶ国以上にあります。日本においては、日経ビジネス誌に掲載される2012年度版「働きがいのある会社」(従業員25〜249人の部門)において第3位に選ばれています。
<お問い合わせ先>
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
プロダクト事業部 営業部
TEL:0120−527196/FAX:03−5472−2977
E−Mail:salesjapan@ni.com
CompactRIO、LabVIEW、National Instruments、NI、ni.comはナショナルインスツルメンツの登録商標です。その他の企業名ならびに製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。