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電通、15〜20歳の就職前の男女の実態と大人に対する意識調査結果を発表
電通ギャルラボはNHK Eテレ(教育テレビ)と連携し
「15〜20歳就職前の"プレオトナ"」の実態と大人に対する意識を調査
―現代のプレオトナは"ソーシャルセンシティブ"―
ギャルを中心に若い世代のインサイトを研究するプランニングチーム「電通ギャルラボ」は、NHK Eテレ(教育テレビ)「オトナへのトビラTV」と連携し、15〜20歳の就職前の男女を"プレオトナ"と命名し、その実態と彼らの大人に対する意識について調査しました。
その調査からプレオトナの特性として、他者への気遣いや、人間関係、コミュニケーションを重要視しているものの、実態としてはコミュニケーション能力に不安を持っていることが明らかになりました。この傾向を"ソーシャルセンシティブ"と定義し、そのトピックスを取り上げるとともに、プレオトナの「大人」に対する意識について、その特徴的なポイントをご紹介します。
調査結果の詳細はP3〜P10[資料編]をご覧ください。
【調査結果トピックス】
1.プレオトナの実態は"ソーシャルセンシティブ"
[1]「人間関係」を重視するあまり、「コミュニケーションの場で相当の気遣い」をする傾向。
「人間関係は私の人生において重要だ」 82.4%。
「コミュニケーションの場では相当気を遣っている」 72.0%。
[2]人間関係では「苦手な人がいること」に悩み、「気心の知れた友人のみと付き合う」傾向。
人間関係での悩みの1位「苦手な人がいること」 44.3%、2位「会話に入っていけない」 31.7%。
[3]「お金」「就職」「受験」「コミュニケーション」に現在不安を持っている。
現在の不安は1位「お金」 60.7%、2位「就職」 58.3%、3位「受験」 46.1%、4位「コミュニケーション能力」 44.3%。
「恋愛」は6位で37.0%と、「お金」の60.7%より23ポイントも下回る。
[4]プレオトナの交友関係は、ネットとリアルでは別物。
携帯電話のアドレス帳登録人数が平均93.7人である一方、友だちの数は平均46.6人。
[5]自己実現に積極的に取り組み、周囲の人と幸せな関係を築くことを意識。
身につけたいことの1位は「積極的に取り組む」38.0%、2位は「相手に伝わる言い方」35.4%。
また、理想の環境の1位は「自分だけではなく、周囲の人も幸せな関係」35.9%。
2.プレオトナの「大人」に対する意識
[1]大人へのステップは「社会人になったら」と、社会との関連性を重視。
大人だと思う年齢の平均は「22.8歳」。大人だと思うステップは「社会人」39.1%。
[2]6割以上のプレオトナが「大人になりたい」一方で、大人は「辛い」イメージ。
「大人になりたい」64.1%、「大人になるのは辛いことの方が多い」84.8%。
[3]理想の大人は、社会への感度が高い。「自分の行動に責任が持てる」「自分の意見を持っている」「周囲に気を遣える」「人間関係をうまくこなしている」。
理想の大人だと思う項目は、「自分の言動に責任が持てる」54.1%、「自分の意見を持っている」49.1%、「周囲に気を遣える」48.3%、「人間関係をうまくこなしている」46.1%、「相手の立場になれる」43.9%と、人間関係にまつわる項目が高い割合となった。
【調査概要】
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国47都道府県
調査対象:15〜20歳の就職前の男女540名(※)
実施日程:2012年7月13日(金)〜7月16日(月)
※本調査は、15〜29歳一般男女1000名を対象に行った「大人に対する意識実態調査」から、15〜20歳の就職前の男女を抽出し、レポートとしてまとめました。
■電通ギャルラボ(DENTSU GAL LABO)の概要
*ロゴは、添付の関連資料を参照
DENTSU GAL LABO(代表:並河 進)は、ギャルのマインドとパワフルな生き方を活かし、企業だけでなく日本社会の活性化までを目指す、社内横断プランニングチームとして、2010年3月に発足。ギャルに対する深い知見を元に、事業・商品開発、マーケティング、広告コミュニケーション、プロモーション、テレビ番組や雑誌企画等のプランニングを手掛けています。
http://www.dentsu.co.jp/marketing/gallabo/
■NHK Eテレ(教育テレビ)「オトナへのトビラTV」の概要
社会に出る前のプレオトナたちに向け、近い未来に直面するさまざまな問題や、それに立ち向かうチカラとライフスキルを伝授する番組が、「オトナへのトビラTV」。8月23日(木)18:55〜19:55に放送予定の特番「オトナへのトビラTV 夏スペシャル!」では、「孤独」「モテ」「ネット炎上」など、コミュニケーション上の悩みを中心としたさまざまな問題を乗り越えて活躍している芸能人の先輩たちをゲストに、そのトラウマ克服法などを徹底解剖。"ソーシャルセンシティブ"なプレオトナたちに向け、厳しい現代の世の中を生き抜くべく、エールを送ります。また、本調査・分析結果を、夏の特番「オトナへのトビラTV 夏スペシャル!」をはじめとする番組づくりに活用し、番組を通してプレオトナを応援していく予定です。
*以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照