富士通、短期間で業務システム再構築が可能な「設計書化モダナイゼーションサービス」を販売

既存アプリケーション資産を日本語設計書に変更する
「設計書化モダナイゼーションサービス」を販売開始
短期間かつ低コストでお客様の業務システムの再構築が可能に



　富士通株式会社（以下、富士通）は、お客様の既存アプリケーションをもとに新しいシステムを作り出すサービス「ＡＰＭモダナイゼーションサービス　ｆｏｒ　Ｃｌｏｕｄ」において、株式会社富士通アドバンストソリューションズ（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：宮田　一雄、以下ＦＡＳＯＬ）が開発した「設計書化モダナイゼーションサービス」を追加し、本日より販売開始します。

　「設計書化モダナイゼーションサービス」は、ＣＯＢＯＬ、ＰＬ／Ｉ、ＢＡＧＬＥＳＩＩ（注１）で記述された既存アプリケーション資産の業務ロジックを日本語設計書に変換するサービスです。この変換した設計書からＪａｖａソースを生成し、その動作テストを行うことにより、短期間かつ低コストでお客様の業務システムの再構築が可能となり、お客様はビジネスの変化に柔軟かつ迅速に対応できるようになります。

　［関連リンク］「設計書化モダナイゼーションサービス」紹介サイト
　　http://jp.fujitsu.com/fasol/services/purpose/modernization.html


　近年、お客様のビジネス環境の変化はますます激しくなっており、企業のビジネス基盤を担うアプリケーションは、その変化に柔軟かつ迅速に対応すべく、最新のシステム基盤で開発・運用することが求められています。しかし、長年稼働しているアプリケーションの場合、再構築のもととなるアプリケーションの設計仕様がドキュメント化されていなかったり、現行アプリケーションと設計書が一致していなかったり、従来のプログラミング言語を理解できる要員が少ないなどの課題があります。

　このようなご要望にお応えするため、富士通とＦＡＳＯＬは「ＡＰＭモダナイゼーションサービス　ｆｏｒ　Ｃｌｏｕｄ」において、既存アプリケーション資産の設計仕様を日本語の設計書へ変換する「設計書化モダナイゼーションサービス」を提供します。変換した日本語設計書からＪａｖａソースを生成し、動作テストを実行することができるため、短期間かつ低コストでお客様の業務システムの再構築を支援いたします。

　〔図１．「設計書化モダナイゼーションサービス」の関係イメージ図〕

　　※添付の関連資料「図１〜３」を参照

　〔図２．設計書変換の例（ＣＯＢＯＬソース、日本語設計書、Ｊａｖａソース）〕

　　※添付の関連資料「図１〜３」を参照


＜本サービスの特長＞
　１．既存のアプリケーションを日本語設計書として可視化
　　　設計仕様がドキュメント化されていなかったり、長い間利用してきたため複雑化してしまった既存アプリケーション資産（ＣＯＢＯＬ、ＰＬ／Ｉ、ＢＡＧＬＥＳＩＩ）でも、定型化した日本語設計書に変換するため、どのような仕様で構成されているかなど理解がしやすくなり、保守性が向上します。そのため、これまで設計者に依存しがちだった既存アプリケーションへの機能追加や変更を、設計書による管理で可能となり、将来にわたって保守の効率化やコスト低減に貢献します。

　２．開発期間の短縮や品質向上を実現
　　　稼働実績のある既存アプリケーション資産を日本語設計書に変換後、ＦＡＳＯＬがこれまで８０件以上の導入実績を誇る業務アプリケーションの開発ツール「ＢＡＧＬＥＳ（バグレス）」の基本機能を核にして開発した業務開発支援ツール「ＩｎｔｅｒＤｅｖｅｌｏｐ（インターディペロップ）シリーズ」を活用して、Ｊａｖａソースを生成します。また、日本語設計書からＪａｖａソースの動作テスト項目の候補を自動抽出し、テスト仕様書の作成とその仕様書での単体テストを実行できるため、開発期間の短縮やコストの削減を実現するとともに、再構築の際は従来システムの機能が漏れることを防ぎ、品質を確保できます。

　〔図３．「ＡＰＭモダナイゼーションサービス　ｆｏｒ　Ｃｌｏｕｄ」における新サービスの位置づけ〕

　　※添付の関連資料「図１〜３」を参照


＜販売価格および販売開始時期＞
　・販売価格および販売開始時期
　　サービス名：設計書化モダナイゼーションサービス
　　販売価格（税別）：個別見積り
　　販売開始時期：本日より


＜販売目標＞
　ＡＰＭモダナイゼーションサービス　ｆｏｒ　Ｃｌｏｕｄ全体で２０１５年度末までに売上２３０億円


＜商標について＞
　記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


【注釈】
　注１　ＢＡＧＬＥＳＩＩ：
　　Ｂｕｓｉｎｅｓｓ　Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ　Ｇｅｎｅｒａｔｏｒ’ｓ　Ｌｉｂｒａｒｙ　ｆｏｒ　Ｅｘｔｅｎｓｉｖｅ　ＳｕｐｐｏｒｔＩＩ。ＦＡＳＯＬが開発した日本語・表形式の業務仕様書による、業務アプリケーション開発支援ツール。


【関連リンク】
　・「ＡＰＭモダナイゼーションサービス　ｆｏｒ　Ｃｌｏｕｄ」　紹介サイト
　　http://fenics.fujitsu.com/outsourcingservice/apm/modernization/
　・「設計書化モダナイゼーションサービス」　紹介サイト
　　http://jp.fujitsu.com/fasol/services/purpose/modernization.html
　・「業務開発支援ツール　ＩｎｔｅｒＤｅｖｅｌｏｐシリーズ」　紹介サイト
　　http://jp.fujitsu.com/fasol/services/purpose/interdevelop.html


【本件に関するお問い合わせ】
　富士通コンタクトライン
　０１２０−９３３−２００
　受付時間：９時〜１７時３０分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）