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オリックス、ベトナムの大手ファンド運営会社「Indochina Capital」に出資

2010-12-06

ベトナムの大手ファンド運営会社に出資



 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:梁瀬 行雄)は、昨日、ベトナムの大手有力ファンド運営会社Indochina Capital Corporation(本社:ベトナム・ホーチミン、以下「Indochina Capital」)の株式25%を取得し資本参加しましたのでお知らせします。

 Indochina Capitalは、ベトナムで不動産開発、ファイナンスアレンジメント、アドバイザリーサービスの実績を有する米国大手投資銀行出身者などにより1999年に設立されたファンド運営会社です。欧米やアジアの有力機関投資家を顧客に持ち、ベトナムの3大資産運用会社の1社として、豊富な経験と実績を有します。同社は、不動産ファンド運営、エクイティファンド運営、インフラファンド運営、ファイナンスアドバイザリーの4つの部門にてアセットマネジメント事業、アドバイザリー事業を展開しています。

 Indochina Capitalの主力部門である不動産ファンド運営については、2005年に第1号ファンドの運用を開始し、現在の合計運用資産残高は約5億ドル(約420億円)の規模を誇ります。傘下のグループ会社にて不動産開発機能を持ち、グループ内で良質な不動産を開発できることが大きな強みです。これまでオフィスやコンドミニアム、商業施設、リゾート施設など規模、品質ともにベトナムトップクラスの不動産を開発し、累計で10億ドル以上の投資実績を有します。
 エクイティファンド運営については、ベトナム企業を主な投資対象とし、機関投資家や富裕層の個人投資家からの預かり資産残高約50百万ドル(約42億円)を運用しています。また、ファイナンスアドバイザリーについては、外資系企業がベトナムで事業展開する際の事業パートナー選定や資金調達などのアドバイザリー業務に数多くの実績を上げています。
 現在、ファンド運営ビジネスやアドバイザリービジネスの拡大に加えて、高い需要が見込まれる環境、運輸などのインフラ整備に投資するファンド組成の検討を進めるなど今後も大きな成長・発展が期待できます。

 オリックスは、投資対象国として今後高い成長が期待できるベトナムにおいて、高い専門性と強固な事業プラットフォームを有するIndochina Capitalを戦略パートナーとして、各種ファンド運営や日系企業のベトナム進出のアドバイザリー業務を行っていきます。
 今後も、有望なアジア市場において手数料ビジネスを中心にさまざまな事業を積極的に展開してまいります。


以 上


■Indochina Capital 概要
 会社名:Indochina Capital Corporation
 所在地:ベトナム・ホーチミン
 代表者:Peter R. Ryder
 設立:1999年6月
 従業員数:約80名
 拠点:ハノイ、ダナン、シンガポール
 事業内容:各種ファンド運用・管理、アドバイザリー業務

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