第一生命、米国資産運用会社「ジャナス社」と資本・業務提携

米国資産運用会社Ｊａｎｕｓ　Ｃａｐｉｔａｌ　Ｇｒｏｕｐ　Ｉｎｃ．への出資および業務提携について



　第一生命保険株式会社（社長：渡邉光一郎、以下「当社」）と米国資産運用会社Ｊａｎｕｓ　Ｃａｐｉｔａｌ　Ｇｒｏｕｐ　Ｉｎｃ．（以下「ジャナス社」）は、当社がジャナス社に出資することで合意し、出資・業務提携契約を締結しました。
　ジャナス社は、リタイアメント人口の増加等を背景に中長期的な成長が見込める米国資産運用市場において、株式運用を中心とした高い競争力、幅広い販売ネットワークを有し、強固なブランドを確立しています。当社は、ジャナス社が中長期的に成長していくことを想定しており、同社への運用委託、人財派遣等を通じて一般勘定資産の運用競争力向上、海外アセットマネジメント事業に関するノウハウの獲得を目指すとともに、同社の企業価値向上に向けた取組みを推進していきます。
　なお、今回のジャナス社への出資は、株式会社化後初の海外アセットマネジメント分野への事業展開となりますが、既にオーストラリア・ベトナム・インド・タイの４カ国に展開している海外生命保険事業への取組みとともに、中長期的に当社グループの持続的成長を支えるドライバーとして、海外アセットマネジメント事業の一段の取組強化を図っていきます。


１．出資の概要
　・当社は、必要となる日米関係当局への届出等を前提として、原則１年以内（※）にジャナス社株式の１５％以上（上限２０％）を取得。
　・当社は、新株予約権を取得しており、市場からの株式取得に加えて、新株予約権を行使することによって株式を取得することが可能。
　・当社は、出資比率が１５％以上に達した場合、非常勤取締役１名の派遣が可能となり、取締役派遣後に同社へ持分法を適用予定。
　※市場環境等により１年を超えて株式取得を行う可能性がある。


２．業務提携の概要
　・当社からジャナス社への経営管理職レベルの常勤担当者、運用トレーニーの派遣。
　・当社一般勘定資産の一部につき、ジャナス社に運用を委託。
　・当社関連会社ＤＩＡＭアセットマネジメント株式会社（以下「ＤＩＡＭ」）が選定したジャナス社商品の日本での販売。
　・ジャナス社と共同でＤＩＡＭの米国ビジネスの拡大機会を検討。


＜ジャナス社の概要＞
　名称：Ｊａｎｕｓ　Ｃａｐｉｔａｌ　Ｇｒｏｕｐ　Ｉｎｃ．
　事業内容：資産運用事業
　設立：１９６９年
　代表者：リチャード・ワイル（Ｒｉｃｈａｒｄ　Ｗｅｉｌ）
　上場：２０００年６月　ニューヨーク証券取引所上場
　時価総額：１，０５９億円（２０１２年７月末）
　運用資産：１，５２４億米ドル（２０１２年６月末）
　従業員数：１，１２５人（２０１１年１２月末）
　本社：米国コロラド州デンバー
　主な海外拠点：フランクフルト、ハーグ、香港、ロンドン、メルボルン、ミラノ、ミュンヘン、パリ、シンガポール、東京、チューリヒ



以上



【米国資産運用会社ジャナスキャピタルグループへの出資および業務提携について】

　＊添付の関連資料「添付資料」を参照