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横浜ゴム、新しい国際規格に対応したマリンホースを出荷開始

2012-07-30

横浜ゴム、新しい国際規格に対応したマリンホースの出荷を開始



 横浜ゴム(株)は、「Seaflex(シーフレックス)」ブランドで展開しているマリンホースについて、2012年3月、石油会社国際海事評議会(OCIMF)が制定した新規格「GMPHOM2009」の型式認証を全モデルで取得、8月より出荷を開始する。

 マリンホースは石油や原油の海上移送に使われる大型ホース。海上に設置したブイにタンカーを係留し原油の荷役を行うブイシステム、海底油田開発で一般的なFPSO(※)などで使用される。ホース破損時には重大な海洋汚染事故を引き起こす危険性があることから、油漏れなどに対する高い信頼性が求められる。

 今回、約20年ぶりに改訂された「GMPHOM2009」は従来よりもさらに高い耐久性能などを要求し、25,000回に及ぶ動的疲労試験を始めとする数多くの厳しい要件を導入している。横浜ゴムはこうした要件を満たすため長年培ってきた技術力を応用、ホースの構造や部材を見直し、同規格を満たすホースの開発に成功していた。横浜ゴムの主力製品であるダブルカーカスホースは2層構造となっており、1層目が破損しても2層目で油漏れを防止できることからユーザーから高い評価を受けている。今回の新規格に対応したダブルカーカスホースは耐疲労性を向上させることで、さらに信頼性の向上を図った。

 近年、石油需要は新興国を中心に底堅く推移しており、これに伴いマリンホースの引き合いも増加傾向にある。新規格対応のホースについては、中南米、中東、アジアの新規プロジェクト向けを中心に多くの受注を獲得している。横浜ゴムマリンホースはすでに世界のトップブランドとして定着しているが、今回の新規格への対応によりさらなる優位性をアピールし、販売拡大を図っていく方針。

 ※FPSO…浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(Floating Production, Storage and Offloading system)の略。



原油荷役で活躍する横浜ゴムマリンホース

 *画像は添付の関連資料「参考画像」を参照


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