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大成建設、米国CH2MHILL社と除染事業で業務提携
除染事業、米国CH2MHILL社と業務提携
−1日も早い復興実現に向けて−
大成建設(株)(社長:山内隆司)は、6月25日に米国の核関連施設における除染や施設解体で豊富な実績を有するCH2MHILL社と、除染事業に関する業務提携契約を締結しました。
今回の業務提携により、当社は本格化する福島での除染事業において、CH2MHILL社がこれまでに培ってきた住民とのリスクコミュニケーションに係るノウハウ(ソフト技術)とともに、同社が有する放射性廃棄物の処理に係る技術情報(ハード技術)の共有も含め、廃棄物の処理に活用していきます。
当社とCH2MHILL社とは、過去(1992年7月)にも土壌汚染浄化の分野にて業務提携をしています。震災直後からも、同社とは技術的な面も含め頻繁に情報交換を行ってきており、今回、除染事業について業務提携に至ったものです。
これまで実施してきたモデル事業における当社の経験からも、除染事業を円滑に進めるためには、住民との良好なコミュニケーション形成が非常に重要です。
CH2MHILL社の有するリスクコミュニケーションのノウハウは、失敗と成功を積み重ね築き上げた実績に基づいたものであることから、今回の業務提携は、迅速かつ効果的な除染事業の実現に寄与するものと思われます。
またCH2MHILL社は、この度の当社との業務提携に期待を寄せていることから、同社の米国での貴重な経験を、今後の日本での復旧・復興事業の展開に広く活用していけるものと考えています。
*参考資料は添付の関連資料を参照