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OCSと日本IBM、国際航空貨物業務の基幹物流システム「WiLL」を構築

2012-07-10

ANAグループOCS、基幹物流システムを刷新



 ANAグループの国際物流会社、株式会社OCS(社長:矢口秀雄、本社:東京都港区、以下OCS)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(社長:マーティン・イェッター、本社:東京都中央区、NYSE:IBM、以下日本IBM)の協力のもと、OCSの主力事業である国際航空貨物業務における営業、物流、カスタマー・サービス管理を対象にした基幹物流システム「WiLL」を構築し、本年4月2日より稼働開始しました。

 中国を中心とするアジア経済市場の成長は、国際航空貨物市場を拡大させるとともに、外資系国際物流企業との競争を激化させています。OCSは、国内外合わせて約200カ所の拠点をベースにグローバルネットワークを展開、2009年からはANAの資本参加を受け、「アジアのリージョナルインテグレーターを目指す」を経営ビジョンとして掲げ、ANAの輸送網を活用することで、さらに事業を拡大・発展させています。OCSでは今後のエクスプレス市場におけるさらなる競争力強化を目指し、長期にかけて安定的なシステム運用が可能となる「WiLL」を構築し、ビジネス推進ならびに事業拡大の基盤を確立しました。

 「WiLL」は、2009年に構想策定を開始し、2010年からのシステム構築を経て、本年4月より稼働開始しました。OCSではこれまで、顧客支援や物流業務をサポートする複数のシステムが個別に構築されていましたが、新システムの稼働により、顧客情報管理などの営業管理、集荷から配達までの物流管理、輸出入通関システムとの連携、問合せ対応などのカスタマー・サービス管理を、統合された情報に基づいて行うことができるようになるため、貨物ハンドリングの作業工数の削減や、顧客や他拠点とのタイムリーな情報連携が可能となります。これにより、物流業務全体の効率化や高品質化、海外拠点との連携強化を実現し、顧客満足度向上や収益力向上を図ります。

 今後OCSはこの「WiLL」を事業インフラとしてフル活用し、成長著しいアジアの貨物需要を面で捉え、アジアのリージョナルインテグレーターとして顧客ニーズに高いレベルで応えていきます。

 本システムは、IBMがグローバルで運輸事業に提供してきたシステム導入ノウハウを活用し、カスタム開発にて構築されました。このノウハウにより、お客様の業務要件を短期間で吸収し、より良いアイデアを提案することで、納期を遵守し品質の高いシステムを構築することができました。このノウハウは「Air Freight and Forwarding Delivery Model」(以下AFDM)としてテンプレート化されています。AFDMは、物流業務における標準的な作業プロセスやシステム連携を定義しており、要件定義の期間短縮や品質向上が見込まれます。


以上


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