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村田製作所、戸田建設社屋でCO2濃度センサを用いた実証実験を開始
タスク&アンビエント換気システムで室内CO2濃度を最適制御!
―戸田建設社屋で実証実験を開始―
【要旨】
株式会社村田製作所は、換気量の最適制御(以下:タスク&アンビエント換気システム)を検証するため、現在開発中のCO2濃度センサを用いた共同実証実験を戸田建設技術研究所で開始しました。
【背景】
現在の室内環境基準は、ビル管理衛生法で定めるCO2濃度1,000ppm(室内中央床1.5m計測)です。現状の換気システムでは、人の増減に関係なく一定の換気を行っているため、人が少ない場合には余分に換気を行い、無駄な空調エネルギー費用が発生しているという問題がありました。また、改正省エネ法では多くの建築物で省エネの努力目標が義務付けられていることや、昨今のエネルギー問題などにより、一層の省エネが求められています。
こうした課題に対し、制御単位を小さくして換気が必要なところで必要な分だけ換気をする「タスク&アンビエント換気システム」を導入することで、より適切な換気と省エネを図ることができます。当社では、各所のCO2濃度を測定することで「タスク&アンビエント換気システム」に貢献するCO2センサを開発することとしました。
※イメージ画像は添付の関連資料を参照
【CO2濃度センサについて】
<特徴>
・小型
・高精度
・低価格
のすべてを実現します。
<用途>
・現在、エアコンや冷蔵庫をはじめとした家電製品やビル空調向けの用途を想定
・将来的には、ビルエネルギー管理システム(BEMS)や農業分野への導入・展開を検討
<外形寸法>
40×25×13mm(予定)
<今後のスケジュール>
2013年秋頃量産開始(予定)
【関連リリース】
戸田建設株式会社様ニュースリリース
新たなCO2濃度センサーを用いた最適換気制御システムの実験に着手!
http://www.toda.co.jp/news/2012/20120705.html
<お客様からのお問い合わせ先>
https://www.murata.co.jp/contact/product/contact.php?g_product_category=sensor