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キリン、滋賀工場に自家発電設備を導入し稼働開始
キリンビール滋賀工場の自家発電設備稼働開始
〜電力不足の解消に貢献し、万全の製造体制で最盛期へ〜
キリンビール株式会社(社長 磯崎功典)は、滋賀工場(工場長 高橋俊彦)に自家発電設備を導入し、7月2日から稼動を開始しました。全国の中で特に電力不足が懸念されている関西圏において、受電量を削減することで電力不足の解消に貢献するとともに、夏の最盛期に万全の製造体制を整えます。
このたび導入した自家発電設備は、3,650kWの発電能力があり、滋賀工場のピーク電力の約6割をカバーできます。約7億円を投資し、2012年1月から着工、7月2日より稼動を開始しました。
当社は、全国9工場のうち、8工場※において自家発電設備を保有しています。自家発電設備を最大限に活用し、購入電力の削減を推進していきます。大型自家発電設備を保有する横浜工場においては、2012年4月よりフル稼働させ、特定電気事業者に最大1万kW規模の電力供給を行うことで、電力不足の解消に貢献しています。
※キリンビール仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場、岡山工場、福岡工場。
■滋賀工場自家発電設備概要
1.稼動開始日 2012年7月2日(月)
2.自家発電設備能力 3,650kW(1台)三菱重工業社製
3.自家発電によりカバーできる比率
・滋賀工場のピーク電力の約6割
・関西電力管内のキリンビール滋賀工場、神戸工場、キリンビバレッジ舞鶴工場のピーク電力の約3割
4.使用燃料 都市ガス
5.投資額 約7億円
6.その他 他地域で必要となった場合に移設可能
他にも節電の取り組みとして、ピーク時間帯における設備の部分的な停止や、ピーク時間帯を避けた原材料の受け入れ、冷凍設備、排水処理設備の運転時間調整、フォークリフトの充電時間分散化など、操業上の工夫を通じて使用電力の平準化を図ります。また、休日や夜間への製造シフトによる電力需要の平準化も随時検討していきます。
自家発電設備を保有しない北海道千歳工場においても、節電の取り組みを強化し、6月から10月にかけて使用電力量を2日連続20%以上削減する日を38日間設定することで、電力不足解消に貢献しています。
キリンビールは、「大地の恵みを未来につなぐ」の環境スローガンのもと、良質な原料、上質な水、やさしいパッケージ、地球環境との共生の4つのこだわりを中心に環境の取り組みを進めていきます。
キリングループは、「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。
<キリンビール滋賀工場概要>
1.所在地
滋賀県犬上郡多賀町敏満寺1600
TEL:0749−48−1211
2.敷地面積
368,278m2
3.従業員数
約300名(2012年5月31日現在)
4.製造品種
(1)ビール
「キリン一番搾り生ビール」「一番搾りスタウト」「キリンラガービール」「キリン クラシックラガー」「キリン アイスプラスビール」「バドワイザー」など
(2)発泡酒
「麒麟淡麗<生>」「淡麗グリーンラベル」「淡麗ダブル」「キリンゼロ<生>」
(3)新ジャンル
「キリン のどごし<生>」
(4)ノンアルコール・ビールテイスト飲料
「キリン フリー」「キリン 休む日のAlc.0.00%」
(5)清涼飲料
「キリン 生茶」「キリン 午後の紅茶」「キリン 大人のキリンレモン」など
5.出荷エリア
中大量品種:滋賀・奈良・和歌山・京都・福井・石川
少量品種:全国
6.沿革
1974年 操業開始
1987年 缶ビール製造開始
1988年 大樽製造開始
1997年 ISO9001認証取得
1998年 発泡酒製造開始、ISO14001認証取得
2003年 多品種・多機能型工場へ変革
2005年 PET清涼飲料製造開始
2007年 リニューアル着工
2009年 ノンアルコール・ビールテースト飲料製造開始
2010年 リニューアル竣工
2011年 新ジャンル製造開始
2012年 自家発電設備導入
以上