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産業能率大、新入社員の会社生活調査結果を発表
2012年度
新入社員の会社生活調査
[全体総括]
貢献意識の強い“リアリスト”
[注目データ]
・女性新入社員「将来は管理職」 急上昇し過去最高
・早く戦力になって会社に貢献したい 6割弱
・目指す地位「部長クラス」が初の2割超
・定年なしでいつまでも働く 低下が続く
・SNSを毎日利用 6割弱、就職活動での活用は2割
調査期間:3月28日〜4月11日
調査対象:本学の新入社員研修参加者のうち550人
有効回答:514
調査開始:1990年(毎年実施)
学校法人産業能率大学(本部:東京都世田谷区/理事長:上野俊一)は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し「2012年度 新入社員の会社生活調査」としてまとめました。
この調査は、3月28日から4月11日まで、本学の産能マネジメントスクールが開催する「新入社員研修セミナー」の参加企業の新入社員のうち150社550人を対象に実施し、514人(男性356人・女性158人)から有効回答を得ました。本学では1990年度から、この調査を「新入社員の会社生活調査」として継続して実施しています。
[全体総括]
会社への貢献意識が強い傾向。仕事に対しては、夢を持つよりも現実的な考え方を抱いている様子。女性新入社員では管理職志向の強まりが目立つ。
今年度の新入社員調査では、就職活動の結果について「たいへん満足」が過去最高(P.13)に。こうした強い満足感からか、早く戦力になって会社に貢献したいという意識があり(P.17)、将来は管理職として指揮を執ることを望む割合が前年同率で過去最高でした(P.19)。組織に貢献しようとする意欲が強い新入社員の意識をうかがうことができる一方、目指す地位は「部長クラス」が初めて2割を超え(P.21)ています。定年なしでいつまでも働く、という意識も過去最低に落ち込んでおり(P.23)、仕事や働くことに対して現実的な捉え方をしている印象もあります。
また、女性新入社員の管理職志向が3割に近づき過去最高(P.19)。日本企業における女性管理職の登用率が少しずつ上昇する傾向にありますが、女性新入社員のキャリア形成においても「管理職」が意識されるようになってきています。
[目次]
●注目データ・・・P.2〜P.3
●調査概要・・・P.4
●調査結果・・・P.5〜P.10
●データ集・・・P.11〜P.24
※以下、調査結果詳細は添付の関連資料を参照