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エムスリー、メディサイエンスプラニングと資本・業務提携
株式会社メディサイエンスプラニングとエムスリー株式会社との
資本・業務提携に関するお知らせ
本日、株式会社メディサイエンスプラニング(以下、メディサイエンスプラニング)とエムスリー株式会社(以下、エムスリー)は、下記のとおり、資本・業務提携を行うことについて合意いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.資本・業務提携の理由
医薬品業界は新薬の創出が困難になりつつあることに加え、承認基準の厳格化や医療制度の見直しが進むなど、厳しい事業環境が継続しており、製薬会社は新薬の研究開発を強化し、パイプラインの充実や経営資源の集中を進めております。
メディサイエンスプラニングは、製薬会社等との契約により臨床試験の管理・運営に関する様々なサービスを提供する医薬品開発業務受託機関(CRO)であり、臨床第I相試験から製造販売後臨床試験及び国際共同治験に関するモニタリング業務、データマネジメント業務、ファーマコヴィジランス業務等を行っており、製薬会社等へコントラクトMRを派遣するCSO事業も展開しています。
エムスリーは、約22万人の医師会員を有する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営し、会員医師が主体的・継続的に高頻度で医学関連情報を受け取れる「MR君」等の製薬会社向けマーケティング支援サービスや、「m3.com」を通じて治験に参加する医療機関・被験者を募集する「治験君」、最適な治験プラニングをサポートする「プロトコル君」等の治験支援サービスを提供しています。
この度、両社は治験支援事業やCSO事業において、双方の強みを活かした事業展開を共同で行うため、資本・業務提携を行うことについて合意致しました。本資本・業務提携により、両社の強固な協業体制の構築を見込んでおり、インターネットを活用した効率的な治験支援事業の加速化や、CSO事業の高付加価値化を推進し、他社とは圧倒的に差別化されたサービスを提供できるものと考えております。
2.資本・業務提携の内容
(1)業務提携の内容
メディサイエンスプラニング及びエムスリーは、両社が強みを持つリソースやノウハウを活用し、以下を共同で展開します。
〔1〕治験支援事業
a)メディサイエンスプラニングが提供するCROサービスとエムスリーが提供する治験支援サービスとを組み合わせてクライアントに提供
b)営業情報の共有やクライアントの相互紹介による事業基盤の拡大と更なるクライアントとの関係強化
c)インターネットを積極的に活用した新たな治験支援事業の開発及び推進
〔2〕CSO事業
a)エムスリーが提供するMR君サービスを活用できるコントラクトMRの派遣
b)インターネットを効率的に使いながら、MRのディテールを学術面やイベント運営面で支援する人材の派遣
c)MR君を効果的に使えるMRを製薬会社内に育成するトレーナーの派遣や研修運営
(2)資本提携の内容
エムスリーはメディサイエンスプラニングとの業務提携に際して、メディサイエンスプラニングの普通株式649,400株(発行済株式総数に対する割合25.0%)を既存株主から市場外の相対取引により取得し、筆頭株主となります。
3.両会社の概要
※添付の関連資料を参照
4.日程
資本・業務提携契約締結 平成24年5月15日(両社)
株式譲渡契約締結 平成24年5月15日
株式取得 平成24年5月18日(予定)
5.今後の見通し
本資本・業務提携が、両社の業績に与える影響は現時点では未定ですが、今後の両社の企業価値向上に資する提携と考えており、今後両社の業績に重大な影響を与えることが明らかになった場合は、適時お知らせいたします。
以上