Article Detail
DKSHジャパン、独イノラス社と太陽電池製造用レーザー装置の総代理店契約を締結
DKSHジャパン、ドイツの太陽電池製造
装置メーカー Innolas(イノラス)社と
日本総代理店契約を締結
CIS/CIGS、α−Si薄膜太陽電池、結晶系太陽電池に対応したレーザープロセス装置を日本市場で拡販
DKSHジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ペーター・ケメラー)と、Innolas(イノラス 本社:ドイツ)は、2012年2月DKSHジャパンが太陽電池製造用途のレーザー装置の日本における総代理店となる契約を締結しました。Innolas社の製品は薄膜太陽電池全般に対応しており、CIS/CIGSといった新しい技術にも対応しています。この合意を受け、DKSHジャパンは日本の太陽電池メーカーへInnolas社製品の拡販に注力します。
7月に始まる再生可能エネルギーの固定価格買取制度や、大規模太陽光発電(メガソーラー)の新設計画など、日本国内において太陽光発電市場は長期的には拡大基調にあると見られています。従来の主力だった結晶太陽光電池での変換効率向上や生産コストの削減だけでなく、将来を見据えて様々な新技術を活用した太陽電池の開発に多くの企業が取り組んでいます。中でも薄膜太陽電池は、低コスト、高効率などの利点が評価され、国内の大手企業で積極的に開発がすすめられています。
Innolasが提供するレーザー装置は、単結晶、多結晶、薄膜など太陽電池パネルに微細な溝を掘ることや、エッジの除去の加工を行います。CIS/CIGS、α−Siなど全ての薄膜太陽電池の膜の各層(P1,P2,P3)への高品質なレーザー加工が可能であることから、欧州、中国を始め世界各国で導入実績があり、特にCIS/CIGS薄膜太陽電池用では、圧倒的な世界シェアを誇ります。
DKSHジャパンは、Innolasの技術を必要とする日本企業が多くあるものとみており、これまでの太陽電池メーカーへの営業のノウハウを活かして、Innolas製品を広く紹介し、販売を促進します。
<Innolas社について>
産業機械の製造に特化した企業であるInnolasは、的確かつ先を読んだ機能設計、多様なシステムを顧客ニーズに合わせて適応させる調査分析を行います。さらに包括的なテスト、そして信頼性の高い設置作業とスムーズな稼働開始をお約束します。多岐にわたるアフターセールスサービスと持続的な製品ライフサイクルマネジメントにより、世界各地の生産ラインで最適の稼働を保証します。
Innolasは、ドイツ・シュタルンベルグ郡クライリング(Krailling)に本社を構えるほか、太陽電池業界の主要な地域に支店を設け、迅速な技術サポートや現地でのプロジェクトコンサルテーションを提供しています。
<DKSHジャパンについて>
DKSHジャパン株式会社は、世界35ヶ国に610拠点を有するスイスのグローバル企業「DKSHグループ」の一員です。1865年(慶応元年)に横浜で創業した「シイベル・ブレンワルド商会」を源流とし、以来140年以上にわたって、日本の産業と文化の発展に貢献してきました。当時「横浜甲90番館」と呼ばれた商館は日本の生糸取引の中心となり「生糸王国日本」を築きあげる上で大きな役割を果たしました。また、日本最初のガス燈のためのガスプラント設置にも貢献し、明治中期には時計・機械などの輸入を開始するなど、日本に根ざしたスイス系商社として多くの足跡を残してきました。2009年4月に社名を日本
シイベルヘグナーからDKSHジャパンに改めています。
「DKSHグループ」は、アジア諸国に強固なネットワークとブランド力を持ち、ビジネスパートナーに新規および既存市場でビジネスの拡大と利益をもたらす「マーケットエクスパンションサービス」のリーディングカンパニーであり、DKSHジャパンはその中核を担っています。
現在、DKSHジャパンは「消費財事業部門」、「生産資材事業部門」、「テクノロジー事業部門」の3つの事業部門が連携し、シナジー効果を追求しながらビジネスを展開しています。