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シャープ、鴻海グループと戦略的グローバル・パートナーシップを構築

2012-03-30

鴻海グループとの
戦略的グローバル・パートナーシップの構築について



 シャープは、電子機器の受託製造サービスの世界最大手企業である鴻海グループと、戦略的グローバル・パートナーシップを構築し主要事業分野において業務提携するとともに、鴻海グループを割当先とした第三者割当による新株式の発行(以下「本第三者割当増資」)を行うことを本日合意しましたのでお知らせ致します。

 エレクトロニクス事業を取り巻く環境は、デジタル化の進展とグローバルレベルでの競争激化、そしてこれに伴う急激な価格下落等、厳しさが一層増しており、これら環境変化への対応が急務となっています。

 こうした事業環境下、本業務提携では、鴻海グループの中核企業である鴻海精密工業が当社液晶技術力への高い評価を背景として堺工場が生産する液晶パネル、モジュールを最終的に50%まで引き取り、「ワンカンパニー」として同工場を共同で事業運営していくこととしました。
 加えて、両社は本業務提携に基づき、当社のオンリーワンデバイス・商品の開発力と、鴻海精密工業が有する高い実装生産力・コスト競争力など、両社の強みを活かしたグローバルレベルの新たなビジネスモデルを構築し、市場ニーズにマッチしたコスト競争力のあるデバイス・商品のタイムリーな市場投入を実現します。

 当社は、協業分野の拡大等、本業務提携をさらに発展させるとともに、本第三者割当増資により該社から調達する資金を新規技術導入に関わる投資等に充当し、当社グループの中長期的な収益力向上及びグローバル競争力の強化を図って参ります。

 100周年記念サイト:http://www.sharp.co.jp/100th/


【戦略的業務提携の概要】

1. 鴻海精密工業の購買力を活用した堺工場の操業安定化とコスト競争力強化
 鴻海精密工業は、SDPが生産する液晶パネル、モジュールを最終的に50%まで引き取り、両社は「ワンカンパニー」として共同で事業運営を行うことにより、堺工場の操業安定化を実現する。
 また、液晶パネルや液晶テレビ分野において、両社合わせた生産規模によるスケールメリットや部材調達力を活かし、グローバルレベルでのコスト競争力強化を実現する。

※SDP(シャープディスプレイプロダクト株式会社)への出資比率:
 (現状)シャープ約93%、ソニー約 7%
 (本提携後)シャープ約46.5%、郭台銘及び他の投資法人等 約46.5%、ソニー約7%

2. 鴻海グループへの第三者割当増資
 当社は、鴻海グループを割当先とした第三者割当による新株式の発行を行う。
 (発行新株式数121,649,000株)

※第三者割当増資先、および増資後の出資比率:
 鴻海精密工業股■有限公司        4.06%
 鴻準精密工業股■有限公司        0.65%
 FOXCONN(FAR EAST) Limited 2.53%
 Q−Run Holdings Limited      2.64%

 *■印の文字は人偏に「分」の文字です

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