日立、照明にＬＥＤを採用するなどした標準型エレベーター「アーバンエース」を発売

省エネルギー性の向上、快適・安心機能を拡充した標準型エレベーター
「アーバンエース」を発売



　株式会社日立製作所（執行役社長：中西　宏明／以下、日立）は、標準型エレベーター「アーバンエース」の新モデルを３月５日に発売します。今回発売するモデルでは、東日本大震災を機にますます高まっている節電ニーズに応え、全型式の天井照明にＬＥＤを採用するなど、省エネルギー性をより向上させています。また利用者の快適性や防犯への意識に訴求した安心機能を拡充し、さらにはデザインバリエーションも充実させ、多様化が進む建築デザインへの調和を図っています。

■標準型エレベーター「アーバンエース」の新仕様
１．省エネルギー性の向上
（１）ＬＥＤ天井照明
　全型式の天井照明にＬＥＤを採用し、省エネルギー性能の向上を実現しました。さらに、点消灯の繰り返しによる光源寿命への影響が小さいというＬＥＤの特性を生かし、エレベーター待機時の消灯時間を３分から１分に短縮すること等により、従来のアーバンエースと比較して、基本仕様における年間の消費電力量を約３０％削減（＊１）できます。（基本仕様）


　※参考画像１は添付の関連資料を参照


（２）回生システム
　乗車人数が少ない状態での上昇運転や、乗車人数が多い状態での下降運転時にエレベーターの巻上機で発生する電力を回生システムを用いて建物内で有効利用することで消費電力量を約３０％削減（＊２）する機能を追加しました。（有償付加仕様）


　※参考画像２は添付の関連資料を参照


２．乗車率に応じた速度制御で乗車時間、待ち時間を低減
（１）可変速ドライブシステム
　かごと、つり合いおもりのバランスがとれており、巻上機にかかる負荷が小さい場合に、巻上機の能力を有効活用して、エレベーターの速度を定格速度以上に上げる可変速ドライブシステムを改良しました。従来、段階的に行っていた乗車率に応じた速度の切り替えを無段階に行うことで、例えば乗車人数が１人の場合などにおいても速度を上げることが可能となり、平均速度が向上しました。このシステムにより、定格速度での運転と比べて乗車時間と待ち時間を短縮することができます。（有償付加仕様）


　※参考画像３は添付の関連資料を参照


３．防犯機能の拡充
（１）シークレット運転
　防犯上の観点から、エレベーター利用時に第三者が乗り場で利用者の降車階を特定できないようにするため、かご内からの操作で乗り場インジケータの階床表示を非表示にする運転機能を追加しました。（有償付加仕様）

（２）「ＢＩＶＡＬＥ（ビヴァーレ）（＊４）」連動セキュリティ
　お手持ちのパソコンでビル設備を監視・制御する「ＢＩＶＡＬＥ」の制御コントローラーを活用したエレベーター利用制限機能を用意しました。エレベーター乗り場に設置された受信機に認証キーをかざすことで、一定時間、エレベーター呼びボタンが操作可能となります。（有償付加仕様）


　※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照


＜お問い合わせ先＞
　株式会社日立製作所　都市開発システム社　カスタマー・サポートセンター
　電話：０３−３６２０−１０４０（直通）

以上