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日本百貨店協会、2011年と12月の東京地区百貨店売上高概況を発表
平成23年12月東京地区百貨店売上高概況
I.概況
1.売上高総額 1,770億円余
2.前年同月比 0.3%(店舗数調整後/6か月ぶりプラス)
3.店頭・非店頭店頭の増減 1.2%(90.2%):非店頭−7.2%(9.8%)
( )内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店 13社26店(平成23年11月対比±0店)
5.総店舗面積 915,720m2(前年同月比:−3.1%)
6.総従業員数 18,795人(前年同月比:−9.2%)
7.3か月移動平均値 5−7月−1.7%、6−8月−1.2%、7−9月−2.5%、8−10月−2.8%、9−11月−2.8%、10−12月−1.4%
[参考]平成22年12月の売上高増減率は−0.3%
【12月売上の特徴】
(1)主力の衣料品(+4.1%)は、東京地区でも全国水準(+3.9%)以上に活況であった。具体的には、スーツ、コート、ジャケット等の重衣料に加えて、セーター、マフラー、革手袋等の防寒アイテムなどがよく動いた。
(2)入店客数は都内各店共に前年を若干割り込む状況であったが、来店客の購買意欲が高く買上点数や客単価が伸びた結果、売上全体を押し上げた。
(3)季節商材のおせちは、絆消費の高まりを背景に高価格帯(3万円〜5万円)の動きが良かった。老舗料亭や有名ホテルのブランドおせちのほか、大家族向けに和洋中を組み合わせた三段重のおせちなどが注目を集めた。
(4)都内の歳暮商戦の動向は、店頭は活況であったが、法人需要が弱く前年を若干下回る結果であった。また、ネット受注は引き続き好調に推移した。
(5)初商が賑わった1月も、中旬までの状況は概ね前年を超える勢いで推移している。
【要因】
(1)営業日数増減31.0日(前年同月比+0.2日)
(2)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
〔1〕増加した:3店、〔2〕変化なし: 7店、〔3〕減少した:10店、〔4〕不明:1店
(3)12月歳時記(クリスマス、歳暮、天皇誕生日、冬至、大晦日)の売上(同上)
〔1〕増加した:6店、〔2〕変化なし: 8店、〔3〕減少した: 2店、〔4〕不明:5店
(4)翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
〔1〕増加する:4店、〔2〕変化なし:12店、〔3〕減少する: 3店、〔4〕不明:2店
〔東京地区百貨店 売上高速報 2011年12月〕
※添付の関連資料を参照
II.商品別の動き
主要5品目では、衣料品が6か月ぶりのプラス、食料品が前年並み(6か月ぶりプラス)。マイナスは身のまわり品、雑貨、家庭用品。また、婦人服・洋品が10か月ぶり、子供服・洋品が4か月ぶり、化粧品が2か月ぶり、菓子が6か月ぶりのプラス、紳士服・洋品が3か月連続、その他家庭用品が2か月連続、惣菜が5か月連続のプラスとなった。
【商品別売上前年比の寄与度とトレンド】
※添付の関連資料を参照
※以下の資料は添付の関連資料を参照
・東京地区百貨店 売上高速報 2011年01月〜2011年12月
・東京地区百貨店年間(1月〜12月)売上高