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日立、KDDIの「au Wi−Fi SPOT」でWiMAX〜Wi−Fi中継システムが稼働
日立WiMAX〜Wi−Fi中継システムが
KDDI「au Wi−Fi SPOT」サービスにおいて稼働
auスマートフォンでの快適なインターネット通信をサポート
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)のWiMAX(*1)〜Wi−Fi(*2)中継システムが、このたびKDDI株式会社(代表取締役社長:田中孝司/以下、KDDI)が提供するスマートフォン(高機能携帯電話)向け公衆無線LANサービス「au Wi−Fi SPOT」において稼働しました。
KDDIでは、「au Wi−Fi SPOT」において、UQコミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:野坂章雄/以下、UQ)が提供するWiMAXをバックホール(アクセス網)として積極的に活用し、Wi−Fiアクセスポイントの設置を進めています。今後、さらなる「au Wi−Fi SPOT」のスポット拡充に伴い、Wi−FiサービスとモバイルWiMAXサービスの中継ポイントとなる本システムのWi−Fiアクセスポイントが、全国のモバイルWiMAXサービスエリアに順次設置される予定です。
*1 WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access):IEEE802.16委員会で策定されたブロードバンドワイヤレス標準技術を元に業界団体であるWiMAX Forumが上位ネットワーク層の標準化、相互接続のための認証規格化などの推進を行っている技術の総称。日本ではWiMAXは2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセス(BWA)システムの技術のひとつとなっている。
*2 Wi−Fi(Wireless fidelity):Wi−Fi Allianceによって無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称。通信規格であるIEEE 802.11シリーズ(IEEE 802.11a/b/g/n))を利用した無線機器間の相互接続性について、Wi−Fi Alliance(米国に本拠を置く業界団体)によって認定された機関で認証される。
日立のWiMAX〜Wi−Fi中継システムは、Wi−FiサービスとモバイルWiMAXサービスの中継装置となるWi−Fiアクセスポイント、Wi−Fiアクセスポイントを監視する監視システム、およびWi−Fi端末の認証等を行うセンタシステムから構成され、装置開発、ならびにシステム構築を日立が担当しています。
Wi−Fiアクセスポイントは、Wi−Fiサービスを広帯域モバイル通信システムであるモバイルWiMAXサービスに中継します。サポートするモバイルWiMAXは高速通信方式であり、Wi−Fiは2.4GHz/5GHzの同時通信をサポートします。
Wi−Fiアクセスポイントは小型軽量であり、高層ビルディング内や地下街、駅構内や空港の人口密集地等、スペースを気にせずに設置することが可能です。また、監視システムはWi−Fiアクセスポイントの監視を行い、遠隔でWi−Fiアクセスポイントの機能設定変更やソフトウェア変更を可能とします。さらに、センタシステムは、Wi−Fiアクセスポイントに繋がるWi−Fi端末(スマートフォン)の接続管理や認証を行います。
これらにより、よりきめ細かく利便性の高いWi−Fiネットワークシステムを構築することができます。
日立は、WiMAXやLTE等の次世代モバイル事業を、国内だけでなくグローバル展開を視野に、さらに強化していきます。
<WiMAX〜Wi−Fi中継システムのネットワーク概要図>
※添付の関連資料「添付資料」を参照
<他社商品・サービス名称に関する表示>
・公衆無線LANサービス「au Wi−Fi SPOT」は、KDDIが提供するサービス名です。
公衆無線LANサービス「au Wi−Fi SPOT」
http://www.au.kddi.com/au_wifi_spot/
・「WiMAX」は、WiMAX Forumの登録商標です。
・その他、記載の会社名および製品名は、各社の会社の商標もしくは登録商標です。
以上