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日本フードサービス協会、11月の外食産業市場動向調査を発表

2012-01-10

11月度の概況



<外食市場11月の動向>

 ●2ヵ月連続で前年を上回る売上に


<全体概況>
 外食産業の11月度売上状況は対前年比101.0%と、10月に引き続き前年を上回った。8月には節電等の影響で震災直後以来の落ち込みとなったが、その後はほぼ順調に回復し、11月は10月と同様に前年を上回る売上となった。11月の平均気温は前年に比べ東京で1.4℃高、大阪で2.0℃高、雨天日数は東京で1日減、大阪で2日減と、暖かい天候に恵まれたことも客足が順調であった一因と思われる。だが、温暖な故に冬物商品の販売に苦戦したところもある。また、ファミリーレストラン業態の焼き肉は、セシウム汚染牛肉等の風評被害の影響は薄れつつあるものの、今月も売上高は対前年比90%未満と厳しい状況が続いている。


<業態別概況>
 ■ファーストフード業態
  ・客数が前年比6.3%増となり、売上高は3ヵ月連続で前年を上回った。業種別では、洋風が価格訴求の販促や新商品開発等で新規顧客の開拓に努めた結果、客単価は前年を下回ったものの売上は104.1%となった。麺類は、営業店舗数の増加やテレビ等メディアへの露出が奏功し人の動きが震災前に戻ってきた企業の牽引で、客数111.3%、売上高109.0%と伸びた。一方、和風は、牛丼の度重なる値下げが従前ほどの効果を表さなくなっている。持ち帰り米飯/回転寿司は、売上は今月も下がっているものの都市圏等で一部回復傾向にある。その他ではアイスクリームは全国的な気温上昇で売上が好調であった。

 ■ファミリーレストラン業態
  ・客単価は落ちたものの、客数が前年を上回り、売上はほぼ前年並みとなった。業種別では、焼き肉以外の売上高は、洋風101.0%、和風101.1%、中華104.3%と前年を上回った。一部企業では、価格訴求型のキャンペーン、新商品開発、映画とのタイアップ等が奏功した。だが、焼き肉は依然不振の状態が続いている。

 ■パブ・居酒屋業態
  ・業態全体の売上は前年を少し下回ったが、パブ・ビアホールは店舗数が前年より増えていることもあり、売上高はわずかだが前年を上回った。一方、居酒屋は、若年層の飲酒離れや深夜マーケットの縮小などが影響し全体の地盤沈下に苦戦しているチェーンが多いものの、客単価の上昇で好結果を得た企業もある。

 ■ディナーレストラン業態
  ・客数は前年に及ばないが、客単価、売上ともに前月に引き続き前年を上回った。低価格店舗やランチの時間帯が振るわない一方で、ディナー時間帯やメディア露出店での好調など、業態の中でばらつきがみられた。

 ■喫茶業態
  ・客単価、客数、売上高ともに若干前年を下回った。気温が高めだったことが影響してか、季節メニューの販売が低迷したことなども今少し売上が伸びなかった一因となったようだ。



※以下の資料は添付の関連資料「添付資料」を参照
 ・11月度全店データ
 ・「外食産業市場動向調査」調査概要


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