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GfKジャパン、ミラーレス一眼カメラ市場動向の調査結果を発表

2012-01-06

ミラーレス一眼カメラ市場動向
レンズ交換式カメラに占める構成比は約4割に拡大



 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(東京:中野区)は、ミラーレス一眼カメラ(*)の販売動向を発表した。


【概要】
 ・ミラーレス一眼の数量構成比は7月に大きく拡大し4割弱で推移。構成比が低かったカメラ専門店における販売増が全体を後押し。
 ・スペック向上により高価格帯モデルの販売も堅調。


【ミラーレス一眼の数量構成比は40%弱へ拡大】
 2010年に数量前年比2.7倍の拡大となったミラーレス一眼市場は、2011年(1−11月)も同1.5倍の成長を記録した。レンズ交換式カメラに占めるミラーレス一眼の数量構成比は、各メーカーが相次いで新製品を発売した7月に大きく伸長し、以降40%弱で推移している(図1)。中でも、これまでミラーレス一眼の割合が低かったカメラ専門店における伸長が著しく、20%前後で推移していた構成比は、7月以降30%前後となった。結果、2011年通年の市場全体(**)における構成比は2010年から約10%増の35%に達する見込みである。
 2012年もメーカーの新規参入が発表されており、ラインナップの拡充に伴い、引き続き市場の拡大が予測される。


【高価格帯モデルの伸張】
 これまでミラーレス一眼は、一眼レフカメラと比較してAF速度が遅いことが課題とされていた。しかしメーカー各社がAF速度の向上に取り組み、一眼レフカメラと遜色のないAF速度を誇るモデルを発売した。同時に画質や操作性などの基本性能の向上も図られた。これらのモデルは8万円を上回る価格帯ながら、堅調な販売となった。
 旧モデルの値下がりなどにより4万円以下の価格帯が増加する一方で、8万円以上の数量構成比は、7月に17%へ拡大、10月には21%に達した(図2)。特にカメラ専門店ではその傾向が顕著に見られ、7月には32%を記録した。スペックの向上がカメラ専門店の主要来客層である一眼レフカメラ所有者の購入を促したと推測される。現在、ミラーレス一眼購入層の大部分はコンパクトカメラからのステップアップユーザーであると言われているが、ハイエンドモデルの登場により、カメラ中・上級者の購入が増加していくことが予想される。


* レンズ交換式カメラのうち、カメラボディ内部にレフ板が無いモデル。文中ミラーレス一眼と表記
** 対象チャネルは家電量販店、カメラ専門店、インターネット通販等



※以下の資料は添付の関連資料「図1・2」を参照
 図1:レンズ交換式カメラに占めるミラーレス一眼の数量構成比
 図2:2011年 ミラーレス一眼価格帯別数量構成比


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ミラーレス一眼カメラ マーケティング 一眼レフ 中野区

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