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JTB、2012年の旅行動向見通しを発表

2011-12-28

2012年の旅行動向見通し

国内旅行人数は2億8,700万人(前年比+1.5%)
海外旅行人数は1,740万人(前年比+3.0%)
引き続き円高が追い風に航空便数の増加したアジア、ハワイが増加
訪日外国人数は780万人(前年比+25.0%)



 JTBは、2012年の旅行市場についての見通し調査の結果をまとめた。この調査は、1泊以上の日本人の旅行(ビジネス・帰省を含む)と訪日外国人について、各種経済動向予測、旅行消費者購買行動調査、観光関連動向等から推計したもので、1981年の調査以来32回目となる。推計した2012年の旅行市場規模は次の通り。


※「旅行市場規模」詳細は、添付の関連資料を参照


<2012年の環境>

1.依然不透明な経済環境・変化した消費者意識
 日本経済は東日本大震災の影響から回復してきているが、円高、欧州政府債務問題、米国経済不安など、先行きは依然不透明である。2012年は国内の復興需要が追い風になり、また震災後の節約・節電ムードへの反動から個人の消費が多少緩む傾向にはあるが、賃金や家計収入は大きな伸びは期待できず、電力不足への対応を含め、基本的には消極的な消費行動が継続すると見られる。
 一方、震災を契機に日本人の意識や行動に変化が芽生え、これを受けて消費行動も変わってきたと言われている。今まで以上に家族や人とのつながりを重視したり、生活を見直し、本当に必要な物や事が何かを考えるようになった。個人的な欲求を満たすだけでなく、社会に貢献し、かかわりを持ちたいという気持ちが強まった。2012年においても親族・友人との絆を深めたり、旅行を含めた応援消費の動きは持続されるであろう。


2.週末3連休は減少するも旅行者数は2011年を上回る
 2012年の旅行者数は、2011年の震災に伴う旅行減少の回復もあり、国内は+1.5%、海外は+3.0%程度上回る見込み。国内、海外、訪日ともに旅行者数は2011年を上回る。2012年は建国記念の日秋分の日文化の日が土曜日と重なるため、GW・正月を除く週末の3連休が5回と2011年より3回少ない。しかしながら、春のGWは5月1日(火)と5月2日(水)を休むと9連休となり、長期休暇をとりやすい日並びとなっている。一方で8月の旧盆時期は8月11日(土)〜8月15日(水)まで5日連続で休みが取れる人が増えそうである。また、2011年夏の節電対策から営業日や営業時間の分散化などの経験を基に、2012年の夏期の休暇の分散取得も考えられ、旅行出発日の分散化や少し長めの旅行も選択肢として定着するものと見込まれる。

 ※参考画像は、添付の関連資料を参照

3.海外旅行は円高の継続が追い風に。燃油サーチャージの動向に注目
 主要経済研究機関の予測によると、2012年も概ね円高で推移すると予測している。旅行先の食事やショッピングなど円高のメリットを享受できる状況が続き、海外旅行者にとっては追い風の状況にある。
 一方で航空燃料の値上がりから、燃油サーチャージは2011年に大きく上昇した。国際経済を反映して2012年の燃料需要は減少すると見込まれるが、今後の燃油サーチャージの動向が注目される。方面別には、全体として座席供給量が増加したアジア、ハワイを中心に旅行者数が増加すると見込まれる。


※以下、表資料・調査結果詳細などは添付の関連資料「リリース詳細」を参照

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