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国際航業、ベトナム地方省でGISによる水道システム導入検討調査を実施
◆ベトナム地方省でGISによる水道システム導入検討調査を実施◆
〜海外における上水道ビジネスの本格展開に着手〜
グリーン・コミュ二ティの実現を目指す国際航業グループ(国際航業ホールディングス株式会社 コード:9234、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:呉 文 繍)傘下の国際航業株式会社(以下、国際航業)は、このたび、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)中部地域トゥア・ティエン・フエ省(※1)水道公社(以下、HueWACO)の上水道GIS導入検討調査業務を実施します。
同省において給水事業を行うHueWACOでは、郊外へ拡大する都市化に伴い、急激に伸張しつつある水道網を効率よく管理することが喫緊の課題になっていました。国際航業グループは、昨年9月にベトナム・ハノイ駐在員事務所を開設して、現地事情に即したマーケティング活動を行って参りました。本件はベトナムにおいて、海外企業が国営水道公社の業務を行う初めての事例になります。
これまで国際航業は、行政における水道業務の計画および地理情報システム(GIS:Geographic Information System)を活用した台帳管理、業務支援などを主として手がけて参りました。1996年よりサービスを提供している維持管理システム「せせらぎ」は、GISにより水道施設の効率的な維持管理を可能にし、横浜市をはじめ国内239クライアントに活用いただいております。その他にグループ内には、上水道事業の指定管理者としての実績も有しています。
今回の調査業務は、HueWACOの求める大規模な水道設備の効率的管理を可能とするために、「せせらぎ」の導入を検討するものです。
近年、経済発展が著しい新興国では、水需要の拡大とともに水道関連市場の規模が急成長しています。安定した水供給のために、官民連携スキーム(PPP:Public Private Partnership)によって水道事業経営を外部に委託する動きも活発化しています。国際航業グループは、今回の業務受託を契機に、創業以来培った空間情報技術や、社会インフラ整備構築の実績と、本業務で取得したノウハウを元に、ベトナムをはじめ近隣諸国など海外における水ビジネスを積極的に展開して参ります。
*地図、参考資料は添付の関連資料を参照
※1:トゥア・ティエン・フエ省(ベトナム)の概要について
ベトナム中部に位置する省で、面積約5000km2、人口120万人。州都は阮王朝時代に王宮が置かれたフエ市で人口約36万人。同市は都市化が急速に進んでおり、2015年の中央直轄指定都市入りを目指している。フエ市内では90%以上の給水率を達成。「飲める水・安全水宣言」を行うほど、ベトナムで最も水質がよい。
フエ市郊外の農村地域では都市化が進行中で、上水道の安定供給が喫緊の課題となっている。
以 上