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シミック、株式交換により応用医学研究所を完全子会社化

2010-11-12

シミック株式会社と株式会社応用医学研究所株式交換契約締結のお知らせ


 シミック株式会社(以下「シミック」といいます。)と株式会社応用医学研究所(以下「応用医学研究所」といいます。)は、平成22年11月9日開催の各社の取締役会において、シミックを完全親会社、応用医学研究所完全子会社とする株式交換(以下「本株式交換」といいます。)を実施することを決議し、株式交換契約(以下「本株式交換契約」といいます。)を締結しましたので、以下のとおりお知らせいたします。

 本株式交換は、平成22年12月10日開催予定の応用医学研究所の定時株主総会において本株式交換契約の承認を受けたうえ、平成23年2月1日を効力発生日として行う予定です。また、会社法第796条第3項の規定に基づき、シミックは株主総会の承認を受けない簡易株式交換として行う予定です。

 なお、本株式交換の効力発生日(平成23年2月1日予定)に先立ち、応用医学研究所の普通株式は、株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」といいます。)マザーズ市場において、平成23年1月27日に上場廃止(最終売買日は平成23年1月26日)となる予定です。


1.本株式交換の目的
 シミックグループは、医薬品の基幹的なプロセスである開発、製造、営業などの業務を総合的に支援するビジネスモデルPVC(Pharmaceutical Value Creator)のもと、製薬企業の価値最大化に取り組んでいます。国内最大級の医薬品開発支援事業(CRO/SMO)、営業支援事業(CSO)に加え、平成17年の改正薬事法施行を機に製造支援事業(CMO)に参入しております。

 応用医学研究所は、平成3年9月より主に前臨床試験及び臨床試験領域のCMC(化学・製造・品質管理:医薬品の品質分野)に関わる、厳格な品質・有効性・安全性データの取得、評価及び証明を行っております。医薬品分析に特化した受託試験機関として、特に医薬品の品質を担保する安定性試験においては国内有数の実績を有しており、近年、医薬品承認取得後の商用生産医薬品に関する品質試験データの取得、評価及び証明にも対応しております。また、医薬品が実験動物や人に投与された場合の血液及び尿中の薬物濃度測定を通じた評価及び証明も行っております。

 平成17年の改正薬事法施行により、製薬企業の製造工程は全面的にアウトソーシングが可能となり、製造受託市場は年々拡大しております。シミックグループは、CMO事業をCRO事業に続く第二のコア事業と位置づけ、高品質の医薬品を安定的に供給することをCMO事業のミッションに掲げております。日本、韓国、米国の3カ国において段階的に受託領域と規模の拡大を進め、平成22年4月の第一三共グループ静岡工場(現シミックCMO株式会社)取得により、医療用医薬品、OTC医薬品等のほぼ全ての剤形の製造受託に対応することが可能となりました。今後、国内外の製造受託各社との差別化を図り成長を促進するためには、製剤開発技術力を特徴とするCMOとしての基盤強化を早急に推進することが不可欠であると考えております。シミックは今後、製剤製造に関する技術水準の高度化及び製剤開発力の強化を図り、製薬企業に対して医薬品の製剤処方設計から製造まで一貫したサービスを提供いたします。そのために、応用医学研究所の分析技術との連携強化を行い、事業環境の変化に対応する機動性を確保することが必要と考えております。

 日本におけるCMC関連試験のアウトソーシングは、中堅製薬企業やジェネリック企業の事業拡充に伴い徐々に進行するものと期待されます。しかし現在のところ製薬業界全体では、数年先の成長を見越した開発準備段階にある製薬企業も多く、医薬品の受託試験機関として専門性と効率性が一層求められる事業環境にあります。このような環境において、応用医学研究所は品質保証及び薬物動態事業の中期的な成長には、応用医学研究所の特徴である高度な分析力の一層の向上と製薬企業の成長戦略に即した付加価値のあるサービスを国内外の顧客に展開することが不可欠であると考えております。また、応用医学研究所は平成18年9月に東京証券取引所マザーズ市場への上場を実現し、上場会社として独自の事業展開を進めておりましたが、戦略的な人材教育の実施による技術レベルの高度化、安定性試験、薬物濃度測定試験及び生物学的同等性試験におけるCROとの連携及び営業力の強化を早急に行うことが必要となっております。これまで蓄積してきた分析化学サービスのノウハウを発揮し、さらに高い分析技術による品質評価及び管理を期待する製薬企業に応えるサービスを提供するためにはシミックの完全子会社となり両社が一体となった受注活動を展開することが必要と考えております。

 シミックの経営資源と応用医学研究所の優位性を生かし両社の連携を一層深めることで、グループとしての更なるシナジー効果を実現し、良い薬を一日も早く患者の皆様に届け、かつ、安心して継続使用していただくため、さらに、製薬企業の要望や期待に応えるサービスを提供する体制を構築するために、この度両社は資本関係を含めて一体化した経営を行う必要があるという認識で一致しました。

 今後、シミックと応用医学研究所は、シミックグループとして一層の事業連携と競争力強化を図り、企業価値の向上に取り組むことによりシミック株式を所有することになる応用医学研究所の株主の皆様を含め、シミックの株主の皆様のご期待に応えていきたいと考えております。


※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照

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