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JX日鉱日石金属子会社、札幌・豊羽鉱山の坑水処理設備が竣工
豊羽鉱山坑水処理設備竣工について
JX日鉱日石金属株式会社(本社:東京都千代田区大手町二丁目、社長:岡田 昌徳)の100%子会社である豊羽鉱山株式会社(本社:北海道札幌市南区、社長:境 收)は、豊羽鉱山の操業を休止した後、環境対策の一環として坑廃水処理設備の拡充・建設を進めてまいりましたが、このたび、坑水の処理設備が竣工いたしましたのでお知らせいたします。
操業休止後の鉱山においては、金属分を含んだ坑廃水(坑内から湧き出る坑水と堆積場等の鉱山施設から排出される廃水)を浄化し、周辺河川の水質を維持するための恒久的な環境対策が必要となります。
豊羽鉱山は、わが国を代表する銀・亜鉛・鉛鉱山として、約100年間にわたり、非鉄金属資源を社会に供給しておりましたが、鉱量枯渇のため、2006年3月に操業を休止いたしました。同鉱山では、これまで堆積場から出る廃水の処理を行っておりますが、これに加え、旧坑道から湧き出る坑水の処理設備を旧選鉱場の建屋内に建設し、この度竣工いたしました。設備の概要は以下のとおりです。
なお、本設備の竣工にあたり、12月2日(金)に、豊羽鉱山において竣工式典を行う予定です。
<設備概要>
1.名 称 豊羽鉱山坑水処理設備
2.所在地 北海道札幌市南区定山渓849(豊羽鉱山敷地内)
3.主な設備 沈殿槽・中和設備・ポンプ
4.処理能力 4.1m3/min
5.敷地面積 7,942m2
6.建築面積 2,599m2
7.竣 工 2011年11月
8.操業開始 2011年12月(予定)
10.総工費 約60億円
参考資料:豊羽鉱山株式会社の概要
※添付の関連資料を参照