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日本鉄鋼連盟、10月の普通鋼鋼材需給速報を発表
2011年10月普通鋼鋼材需給速報について
10月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(631.3万トン)比17.7万トン・2.8%減の613.6万トンと8ヵ月連続の減少となった。また、前月比では15.7万トン・2.6%増加した。
10月の出荷は、国内向けは421.2万トンで、前年同月比では31.0万トン・8.0%増と8ヵ月振りの増加となった。また、前月比でも23.3万トン・5.9%増加した。輸出向けは207.5万トンで、前年同月比で4.0万トン・1.9%減となり、4ヵ月連続の減少となった。また、前月比でも7.2万トン・3.4%減少した。
この結果、出荷合計では、前年同月(601.7万トン)比27.0万トン・4.5%増の628.6万トンと8ヵ月振りの増加となった。また、前月比でも16.1万トン、2.6%の増加となった。
10月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(665.8万トン)比15.1万トン・2.3%減の650.7万トンで、2ヵ月連続の減少となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(527.2万トン)比12.5万トン・2.4%減の514.7万トンと2ヵ月連続の減少となった。また、問屋在庫は前月末(138.6万トン)比2.6万トン・1.9%減の136.0万トンと2ヵ月連続の減少となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(563.5万トン)比6.6万トン・1.2%減の556.9万トンと3ヵ月振りの減少となった。また、輸出船待在庫は前月末(102.3万トン)比8.5万トン・8.3%減の93.8万トンと2ヵ月連続の減少となった。なお、輸出船待在庫が100万トンを下回ったのは、2009年10月以来、24ヵ月振りである。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼板(6.8万トン減の68.0万トン)、鋼帯(幅600mm以上)(5.5万トン減の171.4万トン)、亜鉛めっき鋼板(5.3万トン減の105.3万トン)、冷延電気鋼帯(1.5万トン減の10.1万トン)であった。在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、小形棒鋼(3.1万トン増の57.3万トン)、軌条(1.5万トン増の3.3万トン)であった。
10月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の108.7%から5.2ポイント低下し103.5%となったが、7ヵ連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の141.6%から9.4ポイント低下し132.2%となった。
以 上
※参考資料は、関連資料参照
2011年10月分普通鋼鋼材需給(速報)総括表
普通鋼鋼材在庫速報(2011年10月末)
普通鋼鋼材品種別需給表(2011年10月速報)
普通鋼鋼材需給推移表(2011年10月速報)