ライカカメラ、ライカＳシステム用広角レンズ「ライカ　エルマリートＳ　ｆ２．８／３０ｍｍ　ＡＳＰＨ．」を発表

新製品：ライカＳシステム用広角レンズ「ライカ　エルマリートＳ　ｆ２．８／３０ｍｍ　ＡＳＰＨ．」発表

ライカＳ　システムのレンズラインアップを拡充、２０１１年１２月発売予定


　ライカカメラ社（Ｌｅｉｃａ　Ｃａｍｅｒａ　ＡＧ、本社：ドイツ・ソルムス、以下ライカ）は、ライカＳシステム専用レンズのラインアップを拡充する新しい広角レンズ「ライカ　エルマリートＳ　ｆ２．８／３０ｍｍ　ＡＳＰＨ．」を発表いたします。これにより、Ｓシステムの専用レンズのラインアップは、焦点距離別に５種類となります。「ライカエルマリートＳ　ｆ２．８／３０ｍｍ　ＡＳＰＨ．」は、２０１１年１２月よりライカ直営店およびライカＳシステム認定特約店にて販売開始予定です。

　今回発売する「ライカ　エルマリートＳ　ｆ２．８／３０ｍｍ　ＡＳＰＨ．」の焦点距離は、３５ｍｍ判換算で２４ｍｍ相当です。そのワイドな画角は、特にインテリアや建築撮影、または風景撮影の分野において、クリエイティブな構図の新たな可能性を広げます。また、開放Ｆ値がＦ２．８と明るいので、定常光での撮影やボケ味を活かした表現にも理想的です。さらに、絞り開放でも無限遠から最短撮影距離まで高画質が得られるほか、色再現性にも優れているため、どんな撮影シーンでも美しく描写できます。

　ライカＳレンズの開発においては、プロの写真家が毎日の撮影でカメラシステムに求める厳しい要求に応えることを最も重視しています。ライカ　エルマリートＳ　ｆ２．８／３０ｍｍ　ＡＳＰＨ．は、絞り開放でもそうした要求に応える性能を備えており、どの撮影距離でも、歪曲収差を抑え、高コントラストですみずみまでシャープな描写を実現します。撮影後に画像編集ソフトを使って画質を調整する必要がないので、撮影中はクリエイティブワークだけに集中できます。また、フレアを軽減しているのも特長のひとつで、逆光シーンでも高コントラストが得られます。

　設計と製造においては、Ｓシステムを構成する他の製品と同様に、堅牢性と信頼性に配慮しており、長年頻繁に使用しても生涯にわたって使える耐久性を備えています。バヨネット式のマウントもきわめて頑丈で、完全防塵・防滴設計を採用しています。これにより、過酷な環境での使用にも耐えうる高い信頼性を確保しています。

　付属品として、角型レンズフードが標準装備されます。このレンズフードは、撮影時に外部からの不要な光の入射を効果的に防ぎます。


＜製品概要＞
　製品名　：ライカ　エルマリートＳ　ｆ２．８／３０ｍｍ　ＡＳＰＨ．
　税込価格：７３５，０００円
　発売日　：１２月発売予定


※テクニカルデータ、製品画像は添付の関連資料を参照