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NEC、家庭向け「園芸サポートサービス(仮称)」のシステムを構築
NTTドコモの家庭向け「園芸サポートサービス(仮称)」のシステムを構築
NECはこのたび、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下 NTTドコモ)が本年10月から実証実験を開始する家庭向け「園芸サポートサービス(仮称)」(注1)のシステム構築を行いました。
当システムは、栽培情報を一元管理しサービス利用者に園芸ノウハウに基づいたアドバイスを提供するプラットフォーム、日照量・気温などを計測するセンサー、中継装置から構成されます。
当プラットフォームは、NECのデータマイニング技術をベースとして開発されています。センサーから収集した情報と利用者が入力した栽培記録を、種苗メーカーが提供する園芸ノウハウなどの情報に基づいて分析し、水やりや収穫などの適切なタイミングや行動をサービス利用者に通知します。
当センサーは、本サービス向けにNTTドコモとNECが共同開発したものであり、日照量・気温・地中温度・水分量を計測し、低消費電力の無線通信(Z−Wave,注2)で中継装置にデータを送信します。
サービス利用者は、PCや携帯電話から利用者向けサイトにアクセスすることにより、プラットフォームが提供するアドバイスやセンサーから収集したデータを閲覧することができます。さらに、利用者間での情報交換や園芸専門家への相談なども簡単にできます。
NECは、当システムの構築で培った経験とノウハウを活用し、今後も農業ICTソリューションを継続強化してまいります。
本システムの構成図、活用イメージについては別紙をご参照ください。
<別紙>
※添付の関連資料を参照
注1:「園芸サポートサービス(仮称)」
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/10/07_00.html
注2:Z−Wave
Z−waveとはSigmaDesigns,Incが開発した相互運用性を持つ無線通信プロトコル。950MHz帯(日本)を使用し、2.4GHzの無線機器との干渉がないという特徴を持つ。