ＮＴＴアイティ、デジタルサイネージソリューション「ひかりサイネージ」のラインナップを強化

ＮＴＴグループが進める「ひかりサイネージ」のラインナップを強化

“マルチディスプレイ”Ｐｒｏ　ＳＨシリーズと“蓄電サイネージ”Ｐｒｏ　Ｐ−Ｂモデルを販売開始


　ＮＴＴアイティ株式会社（本社：横浜市中区、代表取締役社長：岡田和比古）は、ＮＴＴグループが進めるデジタルサイネージソリューション「ひかりサイネージ」※に、新たなラインナップとして、（１）Ｐｒｏ　ＳＨシリーズ：　マルチディスプレイ・レイアウトフリーモデル（２）Ｐｒｏ　Ｐ−Ｂモデル：　災害などの停電時にも動作する蓄電サイネージを追加し、１０月１４日（金）より販売を開始します。

　この新ラインナップ追加により、マルチディスプレイを使った大規模システムの構築や、電源の取りにくいイベントスペースなどでのサイネージの提供、さらに災害時等の停電時にも運用可能なシステムの構築が可能となりました。

　※「ひかりサイネージ」は以下の３タイプのソリューションを提供しています。
　　（１）「ひかりサイネージＰｒｏ」：多機能でカスタマイズが可能なシステム販売型ソリューション
　　（２）「ひかりサイネージＢａｓｉｃ」：サーバ管理が不要で手軽に利用できるＳａａＳ型ソリューション
　　（３）「ひかりサイネージＬｉｔｅ」：シンプルな端末で低価格、気軽に利用可能なＳａａＳ型ソリューション


■新ラインナップの概要　

（１）“マルチディスプレイ”　ひかりサイネージＰｒｏ　ＳＨシリーズの概要　
　デジタルサイネージの市場拡大と普及に伴い、さまざまな場所でよりインパクトと効果のあるサイネージが求められています。こうした市場のニーズに応えるべく、多機能でカスタマイズが可能なシステム販売型ソリューション「ひかりサイネージＰｒｏシリーズ」に、マルチディスプレイ対応製品Ｐｒｏ　ＳＨシリーズを追加いたします。
　「ひかりサイネージＰｒｏ　ＳＨシリーズ」（シャープ株式会社製）は、使いやすい操作性を追求したやさしいインタフェース、マルチディスプレイを効率的に扱えるレイアウトフリー枠、ディスプレイ監視機能／臨時配信／予約配信など、番組の作成・配信・表示をトータルにサポートしたデジタルサイネージ配信システムです。小中規模のＬＡＮ環境に対応したＳＨ−Ｐ０１と、大規模システムや複雑なスケジューリングに対応したＳＨ−Ｐ０２の二つのモデルで構成されます。

（１）ひかりサイネージＰｒｏ　ＳＨ−Ｐ０１モデル　
　ネットワーク上に設置した「番組配信サーバ」から、店頭や各フロアなどに設置したディスプレイに対して、静止画や動画などの情報コンテンツ番組とスケジュール情報の配信、表示ができます。表示用端末を最大１００台までをサポートします。

（２）ひかりサイネージＰｒｏ　ＳＨ−Ｐ０２モデル　
　表示用端末を最大１，０００台までサポートできます。ＳＨ−Ｐ０１に「表示スケジュールの管理」「差分による番組配信」「ＰＵＬＬ型配信※」の機能が追加されたものです。

　※表示用端末からサーバへ番組スケジュール配信を要求するため、表示用端末にグローバルＩＰアドレスを付与する必要がありません。インターネットを利用した大規模配信に適しています。

（２）“蓄電サイネージ”　ひかりサイネージＰｒｏ　Ｐ−Ｂモデルの概要　
　蓄電用リチウムイオン電池システムを備えた“蓄電サイネージ”　ひかりサイネージＰｒｏ　Ｐ−Ｂモデル（ピーディーシー株式会社製）は、夜間の電力低需要時に蓄電する「ピークシフト」により、災害停電時には、施設内に設置した照明・非常用コンセントへの電力供給を可能にしました。
　電力の効率的な運用ができ、災害時にも強いデジタルサイネージとして、公共施設を中心に、商業施設や店舗、オフィスなど幅広い分野にご利用いただけます。また電源の取りにくいイベントスペースなどでも活用可能です。
　ひかりサイネージＰｒｏ　Ｐ−Ｂモデルの主な特徴は以下のとおりです。蓄電とディスプレイの詳細仕様は添付の参考資料を参照ください。

（１）「１０　時間自立放映」が可能。
　１．６ｋＷｈタイプ満充電時の試算です。照明・非常用コンセントなどへの電力供給をご利用の場合、この時間は短くなります。
　　例：携帯電話用充電器（５Ｗ相当）、ノートＰＣ（５０Ｗ相当）を併用した場合、自立放映時間は約７時間となります。

（２）電力マネージメントシステムを採用。「夜貯めて昼使う」ことで電気料金がお得。
　　別途、電気料金契約（夜間プラン）が必要です。また、夜間にバッテリー充電を行い、昼間はバッテリーからの電源供給としてご利用いただく必要があります。
（３）使用する３７インチ液晶ディスプレイは消費電力がわずか１１７　Ｗ。
（４）ＡＣ利用から蓄電池利用への切り替えの際に接続機器に影響を与えません。（瞬断対策済）
（５）非常時のＴＶ放映が可能

■価格　
（１）ひかりサイネージＰｒｏ　ＳＨシリーズ
　お客さまの要望をお伺いした上での個別見積りとなります。

（２）ひかりサイネージＰｒｏ　Ｐ−Ｂモデル
　お客さまの要望をお伺いした上での個別見積りとなります。

　（参考）基本構成価格：３００万円〜
　　　３．２ｋＷｈタイプ蓄電ユニット、３７インチディスプレイ、ＳＴＢ、ディスプレイスタンド、
　　　コンテンツ作成ソフト内蔵ノートＰＣ、オリジナルコンテンツ５種のオールインワンパッケージ。　

■販売開始時期　
　販売開始：２０１１年１０月１４日（金）より
　※Ｐｒｏ　Ｐ−Ｂモデルは受注生産品となりますので、納期はお問い合わせ願います。


※　関連資料参照
　（参考）新ラインナップの外観図　
　（参考２−１）Ｐｒｏ　Ｐ−Ｂモデル　蓄電スペック　
　（参考２−２）Ｐｒｏ　Ｐ−Ｂモデル　ディスプレイ　基本スペック