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ウェザーニューズ、今夏の「ゲリラ雷雨」発生回数のまとめを発表

2011-10-15

ウェザーニューズ、今夏の“ゲリラ雷雨”まとめ発表
今夏は都心部で“ゲリラ雷雨”の発生が多く、全国的に昨年より2.5割増加
〜“ゲリラ雷雨”を全国平均8割以上の確率で事前に予測し、42分前にメールでお知らせ〜



 株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、10月12日(水)、“ゲリラ雷雨”による被害軽減を目指して毎年発足する「ゲリラ雷雨防衛隊」の今夏における取り組み結果、および“ゲリラ雷雨”発生回数をまとめ、発表しました。局地的かつ突発的に発生する“ゲリラ雷雨”を事前に予測し、その危険性をいち早く知らせるため、約2万8千人の「ゲリラ雷雨防衛隊」と、全国80ヶ所で雨雲を観測する小型観測レーダー「WITH レーダー」、全国3,000ヶ所に設置する気象観測機「ソラテナ」のデータを用い、“ゲリラ雷雨”の監視体制の強化に努めました。この結果、全国的に昨年より約2割以上多く発生した“ゲリラ雷雨”に対し、目標とする“ゲリラ雷雨による死亡者ゼロ”を昨年に引き続き達成することができました。また、今年の「ゲリラ雷雨防衛隊」は7月22日から開始し、9月30日に終了しました。この間、“ゲリラ雷雨”発生の危険性を事前に知らせる「ゲリラ雷雨メール」の事前捕捉率は、東京都では90.6%で、全国では平均84.9%という結果になりました。さらに、「ゲリラ雷雨メール」は全国平均で“ゲリラ雷雨”発生の42.4分前に送信し、安全な場所への待避や対策を行う方へ余裕を持ってお知らせすることができました。来年も引き続き、「ゲリラ雷雨防衛隊」への参加を広く呼びかけ、全国の方と共に“ゲリラ雷雨”による被害軽減に努めていく予定です。


◆今夏の“ゲリラ雷雨”傾向
 7月下旬は、太平洋高気圧の張り出しが弱く、上空の寒気の影響も受けて大気が不安定となり、全国的に“ゲリラ雷雨”が発生しやすい状況になりました。さらに8月上旬も太平洋高気圧の張り出しが弱く、台風の接近に伴った暖湿流の影響もあり、“ゲリラ雷雨”の発生が多くなりました。一方、8月中旬になると、高気圧の張り出しが強まって大気が安定し、“ゲリラ雷雨”の発生は少なくなりました。ただ、山沿いでは、日中の昇温により連日のように“ゲリラ雷雨”が発生していました。8月下旬は、太平洋高気圧の張り出しの弱まりとともに、前線が本州付近を南下しました。前線南下後は日本海に中心を持つ高気圧に覆われましたが、南から湿った空気が流れ込みやすい状態で、全国的に“ゲリラ雷雨”の発生が多くなりました。9月は、本州付近への台風の接近や通過、さらには前線により、各地の大雨や大荒れの天気が印象的でありましたが、“ゲリラ雷雨”の発生は減少しました。期間中の“ゲリラ雷雨”の発生回数を見ると、全国の発生回数は、昨年より2.5割程度多く8,743回でした。山間部での発生が比較的多かった昨年と比較すると、今年は都市部での発生が多い傾向にあり、関東では過去3年で最も多くなったところが多くなりました。


※以下、「ゲリラ雷雨防衛隊」についてなどリリースの詳細は添付の関連資料を参照

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