Article Detail
日本鉄鋼連盟、8月の普通鋼鋼材需給速報を発表
2011年8月普通鋼鋼材需給速報について
8月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(616.5万トン)比7.0万トン・1.1%減の609.6万トンと6ヵ月連続の減少となった。また、前月比では14.4万トン・2.4%増加した。
8月の出荷は、国内向けは369.2トンで、前年同月比では6.3万トン・1.7%減と6ヵ月連続の減少となった。また、前月比では19.6万トン・5.0%減少した。輸出向けは220.8万トンで、前年同月比で4.4万トン・2.0%減となり、2ヵ月連続の減少となった。また、前月比では0.9万トン・0.4%減少した。
この結果、出荷合計では、前年同月(600.7万トン)比10.7万トン・1.8%減の590.0万トンと6ヵ月連続の減少となった。また、前月比では20.5万トン、3.4%の減少となった。
8月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(660.7万トン)比19.6万トン・3.0%増の680.3万トンで、3ヵ月振りの増加となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(528.4万トン)比13.0万トン・2.5%増の541.4万トンと3ヵ月振りの増加となった。また、問屋在庫は前月末(132.2万トン)比6.6万トン・5.0%増の138.8万トンと2ヵ月振りの増加となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(543.0万トン)比18.7万トン・3.4%増の561.7万トンと3ヵ月振りの増加となった。また、輸出船待在庫は前月末(117.6万トン)比0.9万トン・0.8%増の118.5万トンと2ヵ月連続の増加となった。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、鋼帯(幅600mm以上)(7.1万トン増の181.3万トン)、鋼板(6.9万トン増の74.0万トン)、亜鉛めっき鋼板(2.5万トン増の109.6万トン)、冷延広幅帯鋼(2.3万トン増の67.7万トン)、鋼矢板(1.4万トン増の3.4万トン)、ティンフリースチール(1.3万トン増の9.3万トン)、冷延電気鋼帯(1.2万トン増の12.0万トン)、ブリキ(1.2万トン増の10.6万トン)であった。在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、小形棒鋼(4.3万トン減の57.9万トン)であった。
8月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の108.2%から7.1ポイント上昇し115.3%となり、5ヵ連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の139.7%から12.5ポイント上昇し152.2%となった。
以 上
※以下の資料は、添付の関連資料を参照
・2011年8月分普通鋼鋼材需給(速報)総括表
・普通鋼鋼材在庫速報
・普通鋼鋼材品種別需給表
・普通鋼鋼材需給推移表