イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

ソーラーフロンティア、ベレクトリック社と独スーパーマーケットチェーンにCIS薄膜太陽電池を設置

2011-10-01

ソーラーフロンティアとベレクトリック社、
ドイツ最大のスーパーマーケットチェーンにCIS薄膜太陽電池を設置
ドイツ シュヴァバッハ市が選定する環境賞にノミネートが決定



 【ドイツ、コリッツハイムおよびミュンヘン 2011年9月28日】ソーラーフロンティア株式会社(社長:亀田繁明、本社:東京都港区台場 2−3−2、以下:ソーラーフロンティア)とベレクトリック社は、ドイツ最大のスーパーマーケットチェーンであるエデカ・クラウチック(EDEKA Krawczyk)の、シュヴァバッハ市の店舗にCIS薄膜太陽電池約2500枚を設置しました。また、同施設は、シュヴァバッハ市が選定する環境賞(※)にノミネートされることが決定しましたので、あわせてお知らせします。

 同設備は、340キロワットピークの発電容量を有し、2011年7月より発電を開始しました。ベレクトリック社が、ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池をスーパーマーケットの駐車場屋根へ設置したのは初めてです。ベレクトリック社のマネージング・ダイレクター、マーチン・ツェマック氏(Martin Zemsch)は、「私たちがソーラーフロンティアと協働して設置したこの設備は、年間374,000キロワット時の発電が見込まれており、これは年間およそ255トンの二酸化炭素の排出削減に相当します。」と述べています。今回設置された設備では、美しい外観、厳しい気候条件下における高い耐久性といったCIS薄膜太陽電池の特性が新たなメリットとして提供されたため、ベレクトリック社とエデカにとって理想的な選択となりました。

 また、ソーラーフロンティア・ヨーロッパのマネージング・ディレクター、ウォルフガング・ランゲは、次のように述べています。「このたび、ソーラーフロンティアとベレクトリック社がスーパーマーケットの駐車場屋根への設置としては初のプロジェクトとして協力することにより、エデカにCIS薄膜太陽電池が持つ優れた経済性および環境メリットを提供することができました。また、シュヴァバッハ市による環境賞への推薦は、ソーラーフロンティアのCIS太陽光発電が現在市販されている製品の中で最も環境に負担をかけないものであることを証明するものといえます。ベレクトリック社のような信頼できるパートナー企業と共にプロジェクト事業をさらに推し進めることで、ソーラーフロンティアは太陽電池業界において、技術面でもリーダーとしての地位を確立していきたいと考えています。」
 エデカによる過去の設置例として、既に太陽光発電設備が導入されているドイツ、ゴルヒスハイム市の店舗では、環境に優しい電力を使用することの優位性が証明されています。昨年、駐車場の屋根にソーラーパネルを備えることで、雨や雪を防ぐだけではなく、環境負荷の少ない発電を行うよう設備改良されました。この結果、高い顧客満足度とエデカに対する全体的なイメージが改善され、売上が伸長するという効果が認められました。

 エデカ・クラウチックには、電気自動車の充電システムも設置されています。この設備はベレクトリック・ドライブ社によって設置されたもので、お客様は買い物を楽しんでいる間に車の充電を完了させることができます。エデカのマネージャーであるローランド・クラウチック氏(Roland Krawczyk)はこれらの設備について、「駐車場の屋根に設置した太陽光発電システムと電気自動車の充電システムを組み合わせることで、お客様は買い物をしながら二酸化炭素削減にも貢献することが可能になります。」と述べています。

 ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は、宮崎県に新しく設立されたギガワット規模の国富工場で生産されます。この最新の工場では、現在最大定格出力155Wの高性能CIS薄膜太陽電池が生産されており、すでにテュフ ラインランド ジャパン(IEC)、米国保険業者安全試験所(UL:Underwriters Laboratories)、およびBRE Global(MCS:Microgeneration Certification Scheme)などによる認証を受け、世界中での設置が可能となっています。直近では、塩およびアンモニアに対する耐久性が高いことを証明する認証も取得し、農業地域や海岸への設置にも適していることが明らかになっています。

 (※)シュヴァバッハ市の環境賞は、環境への取り組み、天然資源の保全、および生活環境の改善に尽くした企業、組織、またはプロジェクトを対象として1992年以来2年に1度授与されるものです。


以上


【ベレクトリック社について】
 ベレクトリック・トレーディング社(BELECTRIC Trading GmbH)はベレクトリック・グループ(BELECTRIC)の一員として2002年にドイツ、コリッツハイムに設立されました。ベレクトリック・グループは2010年に太陽光発電所の分野で世界をリードする企業となり、同年には30万人近い人々に再生可能エネルギーを提供したインド初の施設を含め、47か所の同様な施設を実現しました。過去9年間にベレクトリック・グループは2,500を超える屋上設置型太陽光発電システムを設置し、これには駐車場の屋根向けや太陽光発電温室システムなどの革新的かつ目的に合わせて作られた施設も含まれています。またベレクトリック・グループは、電気自動車の分野にも投資しており、電気自動車と太陽光発電を組み合わせたシステムを提供しています。同グループはターンキーの太陽光発電所を設計、調達、および設置する欧州唯一の企業です。ベレクトリック・グループは先進技術による薄膜太陽電池に取り組み、エネルギー効率の高さと天然資源の使用の少なさによって他からの差別化を実現しています。ベレクトリック・トレーディング社は同グループ内において、太陽光発電システムの国際的な販売会社となっています。ベレクトリック・グループの詳細についてはhttp://www.belectric.comをご覧ください。

ソーラーフロンティア株式会社について】
 ソーラーフロンティア株式会社は昭和シェル石油株式会社(5002,T)の100%子会社であり、CIS薄膜太陽電池の生産・販売を行っています。世界最大規模となる宮崎県の第3工場(国富工場:年産能力900MW)は、2011年2月より一部ラインで商業生産を開始した後、同年7月に全てのラインで商業生産を開始し、フル生産体制に移行しました。この結果、既存の工場と合わせて、約1GW(1,000MW)のCIS薄膜太陽電池の年産能力を確立しました。
 ソーラーフロンティア株式会社が生産・販売するCIS薄膜太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用して、当社の独自技術で生産する次世代太陽電池であり、経済効率が高く、環境に優しいことが特徴です。太陽電池の設置容量(kW)あたりの実発電量(kWh)が従来型のものに比較して高い(年間発電量で約8%の差、当社調べ)だけでなく、原料からリサイクル処理まで高い環境意識で設計・生産されています。また、黒一色のデザインが評価され、内閣総理大臣表彰「第2回ものづくり日本大賞」で優秀賞(製品・技術開発部門)、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2007年グッドデザイン賞」では特別賞エコロジーデザイン賞を受賞しました。

昭和シェル石油株式会社について】
 昭和シェル石油株式会社(5002,T)は東京証券取引所の上場会社で、エネルギー産業における100年以上の歴史を持つ企業です。


Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版