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三菱電機、車両用後方確認カメラシステム「カービジョン」を発売
大幅な小型化を実現し、幅広い車種に設置可能
三菱カービジョン 小型カラーカメラ発売のお知らせ
三菱電機株式会社は、車両用後方確認カメラシステム「カービジョン」シリーズの新製品として、従来機種の約半分(※1)と大幅な小型化を実現し、幅広い車種およびスペースに設置できる高感度・広視野角カラーカメラを9月30日に発売します。
(※1)当社従来製品C−4010Aと比較し、容積比約53%
新製品の特長
1.従来機種の約半分の小型化を実現し、幅広い車種に設置可能
・内部構造の見直しにより、従来機種の約半分となる小型化を実現
・従来はカメラ設置が難しかった軽トラックなど、幅広い車種に設置が可能
・サイドミラーステー部などにも設置が可能で、車両後方以外の安全確認もサポート
2.高感度・広視野角で高い視認性を確保
・最低被写体照度0.5lx(※2)で、夜間や暗い場所でも高い視認性を確保
・水平画角約120°の広視野角により、運転時の死角を広くカバー
(※2)ルクス:照度の単位。数値が高いほど明るい。0.5lxは月明かり程度の明るさ
3.高い耐振性・防水性を備えた安心・安全構造
・筐体前面にガラスを採用し、走行時の破片などの衝撃からレンズを保護
・高い耐振性により、振動の激しい悪路の走行時も使用可能
・優れた防水性を備え、洗浄時や豪雨の際でも浸水を防止
発売の概要
製品名:CCDカラーカメラ
型名:C−5000
主な仕様:外形寸法52(W)×40(H)×38(D)mm
最低被写体照度 0.5lx
画角 水平約120° 垂直約95.5°
希望小売価格(税抜き):29,800円
発売日:9月30日
年間販売台数:20,000台
発売の狙い
当社車両用後方確認カメラシステム「カービジョン」シリーズは、大型の業務用トラック・
バス・特殊車両などに幅広く採用頂いています。特に、暗い場所の映像を広範囲かつ鮮明に確認できることが特長です。
近年、後方のみならず、前方や側方における安全性確保や、軽トラックなどの小型車両への設置の要望が増加しています。
今回、当社製品の特長である高感度・広視野角を踏襲し、従来は設置が困難だった軽トラックなどの小型車両や大型車両のサイドミラーステー部などにも設置できる小型カラーカメラを発売します。
特長の詳細
1.従来機種の約半分の小型化を実現し、幅広い車種に設置可能
(1)従来の車両用後方確認カメラは、設置場所が限られる軽トラックなどの小型車両には設置が困難でしたが、今回、小型化を実現したことで、車体の大きさを問わず幅広い車種への対応が可能となりました。
(2)死角の多い大型車両においても、車両側面やサイドミラーステー部などの狭いスペースにも設置できます。
2.高感度・広視野角で高い視認性を確保
(1)最低被写体照度は、業界トップクラスの0.5lxを従来機種(※3)から継承し、夜間の暗い駐車場や道路などでも鮮明なカラー映像で後方確認ができます。また、コンテナ内へ取り付けることにより、走行中の荷崩れの確認もできます。
(2)水平画角約120°の広視野角により、運転時に広範囲の視界を確保できます。車両後方の障害物確認、側方の巻き込み防止に役立ちます。
(※3)当社従来製品C−4010A
3.高い耐振性・防水性を備えた安心・安全構造
(1)筐体前面をガラスで保護しており、狭い道路の走行時や工事現場などで破片などがぶつかることによるカメラの破損を防ぎます。
また従来製品同様、筐体にアルミダイキャストを採用し、優れた堅ろう性を確保しています。
(2)自動車部品の耐振基準(JIS D 1601 (※4))に対応しており、砂利道などの悪路走行によるカメラの破損を防ぎます。
(3)自動車部品の耐湿・耐水基準(JIS D 0203(※5))に対応しており、洗浄時や豪雨の際でも浸水を防ぎます。
(※4)日本工業標準調査会(JISC)が定める自動車部品の振動試験基準
(※5)日本工業標準調査会(JISC)が定める自動車部品の耐湿及び耐水試験基準
その他の特長
1.消費電力を10%削減
小型化と合わせて、消費電力は従来機種(※3)と比較し10%減の0.9Wを実現しました。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 通信事業部 通信第二部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内2丁目7番3号
TEL:03−3218−6401 FAX:03−3218−6455
三菱カービジョン製品紹介ホームページ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/communication/carvision/
※ 参考資料は、関連資料参照