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味の素、バングラデシュにコンシューマー向け調味料・加工食品事業の販売法人を設立
味の素(株)、バングラデシュに販売法人設立
南アジア地域の市場開拓を加速
2011年8月設立、12月販売開始予定
味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、バングラデシュにコンシューマー向け調味料・加工食品事業を担う販売法人を設立しましたのでお知らせします。新会社の設立により、南アジア地域の市場開拓を推進します。
1.新会社設立の背景と目的
当社は、2011−13年中期経営計画において、確かなグローバルカンパニーとなるため、海外コンシューマー事業の強化・伸長を基本方針として掲げており、既存事業を強化すると共に新地域・領域へのチャレンジを計画しています。
バングラデシュでは、2003年度よりシンガポール味の素社が市場開拓を始め、継続的に販売が伸長しています。現在の人口は約1.6億人で、今後も増加が見込まれ(※1)一層の市場成長が期待される同国での事業強化を推進するため、この度、拠点を設立しました。
(※1)バングラデシュ人口:今後、年2%の伸長が予想され、2025年約2.1億人に達する見込み(2011年、国連推計)。
バングラデシュでは米を主食とし、豆スープや野菜カレーが食されています。こうした料理にうま味調味料「味の素(R)」はよく合います。豆スープを使って、「味の素」が入ったものと、入っていないものとで現地の方に味を比較してもらったところ、95%の方に「『味の素』が入った方がおいしい」と評価されました(2010年、当社調べ)。
バングラデシュの新会社では、スタート時はインドネシア味の素社より「味の素」を輸入・販売します。アセアンの現金直売ノウハウを活用すると共に、マーケティング活動の強化を図ることで、コンシューマー市場において調味料No.1を目指します。現在、リパック工場(※2)をダッカ市内の工業団地に建設準備中で、2012年6月の稼動を目指します。
まず、「味の素」の販売から開始し、風味調味料、加工食品(即席麺等)まで見据えた製品展開を計画しており、2016年に売上高約30億円を目指します。
(※2)「味の素」の原料をタイ味の素社より輸入し、現地で、現地の消費者ニーズにあわせて包装する予定。
※ 関連資料参照
新会社の概要
新会社の販売地域
新社長の横顔