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DOWAホールディングス子会社、インドの熱処理加工・工業炉製造会社の株式を譲り受け
日系企業初、熱処理事業でインドへ本格進出
〜現地トップメーカーの経営権を取得し、海外展開を加速〜
当社子会社のDOWA サーモテック(株)は、本日、インドの熱処理加工・工業炉製造会社であるHightemp Furnaces Ltd.(以下HTF社)の株式を譲り受ける契約を同社の株主(オーナー)との間で締結いたしました。株式譲渡日は9月末を予定しており、その時点で同社の発行済み株式を80%まで取得いたします。
HTF社は1971年に設立され、バンガロール市をはじめインド国内に5工場を展開するインド最大の熱処理加工・工業炉製造会社です。DOWAグループとは、1985年の技術供与にはじまり、1991年には資本参加するなど20年以上にわたる関係があります。今回、DOWA サーモテック(株)はHTF社の持株比率を80%まで高めることで経営権を取得し、急速に拡大しているインドの自動車向け市場へ本格進出いたします(2011年6月末時点でのDOWA サーモテック(株)による持株比率は16.1%)。
経済発展が続くインドでは、自動車生産の拡大に伴い、熱処理市場も高い成長が期待されており、2015年までの年平均成長率は12%程度と見込まれています。経営権取得後は、HTF社の持つ事業基盤にDOWA サーモテック(株)の豊富な製造技術や日系顧客とのネットワークを付加することで、拡大するインド市場で確固たる地位を築いていきます。従来の技術供与に加え、バッチ炉のラインナップ拡充や連続炉等の製造技術を新たに日本から導入することで、現地系・外資系メーカーを中心としたHTF社の既存顧客への拡販を図るとともに、DOWA サーモテック(株)の日系顧客のインドへの進出・事業拡大にともなう需要増に応えていきます。
本件は、熱処理部門においては北米、タイ、中国に次いで4番目の本格的な海外進出拠点となります。DOWA サーモテック(株)では、引き続きマーケットやユーザーのニーズに対応しながら、海外展開を図っていきます。
なお、HTF社は、2011年3月期において約15億円の売上高がありました。従って、当社決算に与える影響は軽微です。
※「HTF社の概要」など参考資料は、添付の関連資料を参照
以上