コンビ、「赤ちゃん・子どものオーラルケア」に関する意識と実態についての調査結果を発表

コンビ　プライマリー・オーラルケア研究会「赤ちゃん・子どものオーラルケア」調査
「仕上げ磨き」を嫌がる子どもは３歳までの半数以上、
約７割の母親がストレスに感じる

〜親子の夜のふれあいゴールデンタイムの中で、「仕上げ磨き」だけがストレスタイム〜
〜「仕上げ磨き」の工夫第１位　虫歯の痛さや怖さを話す「説得タイプ」〜


　コンビ株式会社「プライマリー・オーラルケア研究会」（以下、Ｐ・Ｏ研究会）では、現在５ヶ月から８歳までの子どもを持つ母親を対象に、「赤ちゃん・子どものオーラルケア」に関する意識と実態について調査を実施・分析いたしましたので、結果をご報告いたします。

　調査結果からは、子どものオーラルケアに関して母親の意識が高く、なかでも特に重要視している「仕上げ磨き」では、子どもが嫌がることなどを理由に多くの母親がストレスを抱えているという問題が顕在化しました。

　また、仕上げ磨き時の工夫では、虫歯の痛さや怖さを話す「説得タイプ」に続き、特に工夫していない「見守りタイプ」、口をあけた一瞬を狙う「スナイパータイプ」、体を押さえつける「レスラータイプ」が上位に並びました。

　さらに、親子がリラックスして心を通わせることのできる時間について質問したところ、「夜ご飯」「お風呂」「就寝前の読み聞かせ」など夜の時間に集中する一方、夜の「仕上げ磨き」については「子どもの虫歯予防の義務の時間」と捉える傾向があり、親子のふれあい“ゴールデンタイム”の中でも“谷間の時間”になっている実態も浮かび上がりました。

　Ｐ・Ｏ研究会としては、オーラルケアをはじめとした子どもの口腔発育の重要性について、適切な支援・情報発信を進めていくとともに、今後は子どものオーラルケアを親子コミュニケーションの視点から、両親が前向きに取り組めるようなサポートを検討していきます。


【調査結果のまとめ】
■子どものオーラルケアに関する実態

●子供のオーラルケアで行っていること、「仕上げ磨き」が第１位に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Ｐ．２
−歯の健康を守るために重要なオーラルケアについても「仕上げ磨き」が第１位に。
●父親の約半数が仕上げ磨きに関与。その母親（妻）の約８割が満足している。・・・・・・・・・・・・・・・・Ｐ．２
−週末に仕上げ磨きをする父親は３０．７％。
●仕上げ磨きを嫌がる子どもは３歳までの半数以上、その母親の約７割がストレスを感じている。・・・・・・・・・・Ｐ．３
−仕上げ磨きを「嫌がる」割合は１歳以下では８割前後。
−５ヶ月から３歳までは、「嫌がる」が「応じる」を上回り、４歳から８歳では「応じる」へ逆転する傾向に。

●仕上げ磨きの工夫ランキング第１位は「説得タイプ」、２位は「見守りタイプ」・・・・・・・・・・・・・・Ｐ．３
−第３位、第４位には「スナイパータイプ」「レスラータイプ」が続く。

●仕上げ磨きにかかる合計時間の平均は４．０８分。「夕食後・寝る前のみ」の１日１回が半数・・・・Ｐ．４
−実際に磨いている平均時間は２．４６分。「週末磨きタイプ（夫とふたりがかりで行う）」の合計時間の平均は２．５　分。

●夜の仕上げ磨き時間、「虫歯予防のための義務の時間」が第１位になるものの、子どもの仕上げ磨きへの反応によって、母親の捉え方に違いが現れる結果に。・・・・・・・・・・・・・・・・・Ｐ．５
−子どもが仕上げ磨きに応じる母親は、「お口の成長を発見する時間」、「お子さまとのコミュニケーションの時間」の回答が高く、子どもとのコミュニケーションの時間として認識している傾向。

●子どもとリラックスして向き合える夜の時間は、親子のふれあい“ゴールデンタイム”。・・・・・・・・・・・・・・・・Ｐ．５
−「お風呂」（４８．７％）、「読み聞かせ」（３１．３％）、「夜ご飯」（２９．５％）と、夜の時間に集中するものの、「夜の仕上げ磨き」（９．１％）のみが希薄な傾向に。


【調査概要】

□調査期間：２０１０年９月２７日〜９月２８日
□対象：全国５ヶ月〜８歳までの子どもを持つ母親　１３５０人
□方法：インターネットによるアンケート回答方式