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NEC、福井放送に新営業放送システム「S−CMWIN II」を導入
福井放送が、デジタル放送完全移行に合わせNECの新営業放送システムを導入
NECは、デジタル放送への完全移行に合わせ、福井放送株式会社(所在地:福井県福井市、代表取締役社長 小藤幸男、以下福井放送)に新たな営業放送システム「S−CMWIN II(スーパー シーエムウィン ツー)」を提供し、本システムが、本年7月25日から稼動を開始しました。福井放送は、「S−CMWIN II」の初のユーザとなります。
営業放送システムは、民間放送局における基幹システムであり、番組・CMの編成からCM枠の販売、及び放送後の広告主や広告代理店への放送確認書・請求書発行までの業務を一元的に管理するシステムです。
福井放送は、これまでアナログ放送をメインチャンネルとするサイマル放送(注1)に対応したNECの営業放送システム「S−CMWIN」を利用していましたが、デジタル放送完全移行のタイミングで7月25日から、デジタル放送に完全対応したNECの「S−CMWIN II」へ、他社に先駆けて切り替えを実施しました。
NECの「S−CMWIN II」は、デジタル放送に特化して設計しており、従来に比べデータの管理・運用が容易で、視認性、操作性、レスポンスが大きく向上したことに加え、マルチ編成対応、緊急特番対応、放送確認書チェックを機能強化することで業務の効率化を実現します。また、ワンセグ独立放送(注2)、テレビスポット広告取引EDI(デジタル放送対応版)(注3)への対応、CM素材のファイル化対応など、本格化するデジタル放送運用に対応した機能を用意しています。
NECは、これまで営業放送システム「S−CMWIN」を国内において50局以上の顧客へ納入しており、国内トップの実績をあげています。「S−CMWIN II」についても、既に数局の放送局から受注があり、今回の実績をもとに、引き続き拡販していきます。
以上
(注1)
1つの放送局が複数のチャンネルや放送方式で同じ時間に同じ番組を放送すること。
2011年7月24日以前は、アナログ放送とデジタル放送がサイマル放送されていた。
(注2)
ワンセグ放送を、固定TV向け放送と同じ編成(サイマル放送)ではなく、異なる編成で放送すること。
(注3)
広告会社、放送局間のテレビスポット広告の取引をEDIで行うこと。
社団法人日本広告業協会発行「テレビスポット広告取引EDI 標準メッセージ(デジタル放送対応版)」に対応。
お問い合わせ先
NEC メディアソリューション事業部 第二ソリューショングループ
電話:03−5476−4657