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三菱マテリアル、超硬工具の一部製品の価格を値上げ
超硬工具価格改定について
当社(社長:矢尾 宏、資本金: 1,194億円)の加工事業カンパニー(プレジデント:村井俊一)は、超硬原材料の中間材であるAPT(パラタングステン酸アンモニウム)の国際価格高騰により、超硬工具の一部製品の価格改定を実施いたします。
超硬工具の主要原材料であるタングステンにつきましては、世界的な需要増に加え、世界生産量の約80%を産出する中国からの供給不安により、タングステンの中間原料であるAPTの国際価格が、2010年秋以降、再び高騰し始め、10年前の5倍、2年前の2倍に迫る勢いで、これまでの最高値を更新し続けており、今後も更なる高騰が懸念されております。
当社は、これまで生産性の向上や業務改善等のコストダウンにより、コスト増加を吸収すべく原材料価格の高騰に対応してまいりましたが、昨今のAPT高騰は当社の企業努力をはるかに超えた大変厳しい状況となってまいりました。かかる状況下、引き続き高品質な製品を安定的に提供するため、下記のとおり一部超硬工具製品の価格改定を実施させて頂くことといたしました。
記
(価格改定の概要)
1.製品別価格改定内容
・ソリッドドリル、ソリッドエンドミル・・・・・・・・・・・・・・・・・+10〜15%
・その他超硬切削工具(インサートは除く)・・・・・・・・・・+10〜15%
・超硬工具素材・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・+20〜30%
・耐摩工具、建設工具・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・+10〜30%
2.実施時期
切削工具については2011年10月21日国内販社受注分より
外販用素材については2011年8月以降受注分より
耐摩工具、建設工具については2011年10月以降準備整い次第、実施予定
以 上