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日本鉄鋼連盟、6月の普通鋼鋼材需給速報を発表
2011年6月普通鋼鋼材需給速報について
6月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(653.2万トン)比41.2万トン・6.3%減の612.0万トンと4ヵ月連続して減少した。また、前月比では1.9万トン・0.3%減少した。
6月の出荷は、国内向けは394.0トンで、前年同月比では18.2万トン・4.4%減と4ヵ月連続して減少した。また、前月比では30.4万トン・8.4%増加した。輸出向けは245.2万トンで、前年同月比で1.2万トン・0.5%増となり、4ヵ月振りの増加となった。また、前月比では46.6万トン・23.5%増加した。
この結果、出荷合計では、前年同月(656.1万トン)比17.0万トン・2.6%減の639.2万トンと4ヵ月連続の減少となった。また、前月比では77.1万トン、13.7%の増加となった。
6月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(703.3万トン)比27.1万トン・3.9%減の676.1万トンで、3ヵ月振りに減少した。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(563.1万トン)比27.7万トン・4.9%減の535.4万トンと3ヵ月振りに減少した。また、問屋在庫は前月末(140.2万トン)比0.6万トン・0.4%増の140.8万トンと4ヵ月連続の増加となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(563.2万トン)比6.4万トン・1.1%減の556.8万トンと3ヵ月振りに減少した。また、輸出船待在庫は前月末(140.1万トン)比20.7万トン・14.8%減の119.3万トンと3ヵ月振りに減少した。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼板(6.3万トン減の66.9万トン)、亜鉛めっき鋼板(6.3万トン減の106.3万トン)、冷延電気鋼帯(3.3万トン減の10.8万トン)、H形鋼(2.2万トン減の26.7万トン)、ブリキ(1.6万トン減の9.2万トン)、鋼管(1.3万トン減の51.5万トン)、大形形鋼(1.1万トン減の8.3万トン)であった。在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は無かった。
6月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の125.1%から19.3ポイント低下し105.8%となったが、3ヵ連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の154.9%から13.6ポイント低下し141.3%となった。
以 上
※以下の資料は、添付の関連資料を参照
・2011年6月分普通鋼鋼材需給(速報)総括表
・普通鋼鋼材在庫速報
・普通鋼鋼材品種別需給表
・普通鋼鋼材需給推移表