Article Detail
NECとシンガポールSTEE、ICT分野での協力関係樹立で基本合意書を締結
NECとシンガポールSTEEがMOUを締結
〜協業の第一弾としてASEAN地域におけるクラウドサービス事業を推進する合弁会社を設立〜
NECと、シンガポール最大の総合エンジニアリング企業であるSingapore Technologies Engineering社(注1以下STE)の100%子会社であるSingapore Technologies Electronics社(注2、以下STEE)の両社はこのたび、ICT分野において協力関係を樹立する基本合意書を締結しました。
この基本合意に基づき、NECとSTEEグループは、NECのアジア地域統括会社であるNECアジアパシフィック社(注3、以下NECAPAC)と、STEEの100%子会社で現地有力SIerであるST Electronics (Info−Software Systems)社(注4、以下STE Info−Soft)との合弁により、シンガポールおよびASEAN地域で、企業や政府公共機関向けにクラウドサービス事業を推進する「NEC STEE Cloud Services 社」を設立します。新会社は、現地にクラウド指向データセンター(CODC※注5)を配備し、クラウドサービスの提供を開始します。
新会社の資本金は、6百万シンガポールドル(約4億円)の予定であり、NECAPAC社が60%、STE Info−Soft社が40%出資します。
NECとSTEEグループは、クラウドサービス事業分野における本協業を第一弾として、今後他の分野での協業の可能性についても広く検討していきます。
NECは、CODCのグローバルな展開計画に基づき、クラウドサービス事業を展開していきます。本年6月には、中国にて東軟集団との協業に基づくサービス事業を開始しています。STEEグループとの協業も本計画の一環であり、新会社は今後、ASEAN地域のクラウドサービス事業展開の重要な拠点となるものです。
以 上
(注1)Singapore Technologies Engineering Ltd (STE)
シンガポール証券市場に上場する企業の中で最大のエンジニアリング企業。2010年度の売上は$5.98Bil。世界24ヶ国に100以上の拠点を有し、従業員数は20,000人以上。(http://www.stengg.com)
代表者:Mr. TAN Pheng Hock, President & CEO
(注2)Singapore Technologies Electronics Limited (STEE)
STEの100%子会社であり、世界20ヶ国に拠点を有し、100ヶ国以上で官公庁、企業など幅広い顧客にむけてソリューションを提供している。事業分野は、ワイヤレスブロードバンド・衛星通信分野、電子政府システム、鉄道・交通管理システム、制御システム、インテリジェントビル管理システムなど。
(http://www.stee.stengg.com)
代表者:Mr SOO Kok Leng, Chairman
(注3)NEC Asia Pacific Pte Ltd
NECのアジアにおける地域統括会社。(社長:日下清文)
(注4)ST Electronics (Info−Software Systems)Pte.Ltd.
STEEの100%子会社のSI事業会社。
代表者:Chang Yew Kong, President
(注5)クラウド指向データセンターCODC
データセンターに、自社基幹システム等で利用実績のあるシステムモデル(特定のハードウェア製品、OS、ミドルウェアを組み合わせたもの)によるサービス提供基盤システムを構築したもの。企業等の業務での利用にふさわしい信頼性を備え、基幹システム領域も含めたアプリケーションサービスを提供する。
■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 中華圏APAC営業本部