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富士通、Windows Azure対応のミドルウェア製品をグローバルに販売

2011-08-03

Windows Azureに対応したミドルウェア新製品をグローバルに販売開始

JavaやCOBOLを「Windows Azure Platform」で実行可能に


 当社は、パブリック・クラウドサービスであるマイクロソフト コーポレーション(以下、マイクロソフト)の「Windows Azure Platform」(注1)、および当社の「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/A5 Powered by Windows Azure(以下、FGCP/A5)」に対応したミドルウェア製品を新たに開発し、本日よりグローバルに販売を開始します。

 本製品群は、企業の基幹システムなどで多く使われているアプリケーションの開発言語であるJavaやCOBOLの実行環境を提供するほか、オンプレミスと「Windows Azure Platform」間のデータ連携や一元監視などの機能を提供します。これにより、エンタープライズのお客様のアプリケーションの活用範囲を拡大し、オンプレミスで構築されていた高信頼な基幹システムと同様のアプリケーションを「Windows Azure Platform」上で実行できるようになります。

 また、これらの製品は、マイクロソフトが展開する「Windows Azure Marketplace(注2)」からも販売し、グローバルにビジネスを拡大していきます。なお、「Windows Azure Marketplace」でミドルウェア製品を扱うのは、今回の当社製品が世界初(注3)となります。

 [関連リンク] 「Windows Azure対応ミドルウェア」紹介サイト
   http://software.fujitsu.com/jp/middleware/cloud/azure/?pr

 「Windows Azure Platform」は、マイクロソフトが2010年からサービスを開始し、現在世界41ヶ国のお客様に利用されているパブリック・クラウドサービスです。

 「Windows Azure Platform」で展開するアプリケーションは、開発言語としてVisual C#やVisual Basic .NETを用いるのが一般的ですが、企業の基幹システムではJavaとCOBOLの利用が約4割(注4)を占めており、基幹システムを「Windows Azure Platform」上で稼働させるお客様が少ないのが現状です。

 今回、当社は「Windows Azure Platform」上でJavaとCOBOLのアプリケーション実行環境を提供することで、お客様はオンプレミスのシステムで利用しているJavaとCOBOLのアプリケーションを「Windows Azure Platform」上へ容易にマイグレーションができ、アプリケーション資産を有効に活用することができます。また、使い慣れたEclipseやVisual StudioなどのJavaやCOBOLの開発ツールで、従来と同様にアプリケーション開発が可能です。

 アプリケーション実行環境に加え、オンプレミスと「Windows Azure Platform」間の安心・安全なデータ連携機能、業務アプリケーション構築に欠かせない帳票機能、システムの監視、運用自動化などの統合運用管理機能など、エンタープライズ市場で実績のあるミドルウェア製品をあわせて提供します。

 これにより、信頼性が要求される大企業から中堅企業にいたるまで幅広いお客様が安心して「Windows Azure Platform」 をご利用いただけます。さらに、お客様が開発したアプリケーションやパッケージは、マイクロソフトが提供する「Windows Azure Platform」を利用することにより、グローバルに展開することができます。

 マイクロソフト コーポレーション サーバ&クラウドディビジョン コーポレート バイスプレジデント ビル・レイング様からのコメント
 マイクロソフトと富士通の戦略的協業の具体的な活動の1つとして、富士通がミドルウェアの提供を行うことを大変喜ばしく思います。 富士通が提供するミドルウェアによって、エンタープライズのお客様は、マイクロソフトの「Windows Azure Platform」および「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/A5 Powered by Windows Azure」の両方において、アプリケーションをより簡単に開発して管理することができるようになります。富士通は「Windows Azure Platform」に大きな価値をもたらします。

 Windows Azure対応の新ミドルウェア製品について
 下記の通り、4つの新製品を発表するとともに、2つの従来製品の機能強化を行います。

[新製品]

(1)「Windows Azure Platform」上で最新のJavaの実行環境を提供 − 「Interstage Application Server V1 powered by Windows Azure」 
JavaEE6 に準拠したJavaアプリケーションを「Windows Azure Platform」上へ容易にマイグレーションできます。また、使い慣れたEclipseの開発環境が利用できるため、従来同様に「Windows Azure Platform」上のアプリケーション開発ができます。

(2)「Windows Azure Platform」上でCOBOLの実行環境を提供 − 「NetCOBOL 運用パッケージ V1 powered by Windows Azure」 
最新規格に準拠したCOBOLアプリケーションを「Windows Azure Platform」上へ容易にマイグレーションできます。また、使い慣れたVisual Studioの開発環境が利用できるため、従来同様に「Windows Azure Platform」上のアプリケーション開発ができます。

(3)オンプレミスと「Windows Azure Platform」上のジョブを連携 − 「Systemwalker Operation Manager V1 powered by Windows Azure」 
オンプレミスに設置したサーバから「Windows Azure Platform」上のジョブをスケジューリングできます。オンプレミスからWindows Azure上のジョブ実行状況・結果を一元的に把握することが可能になります。

(4)「Windows Azure Platform」上のアプリケーションから帳票出力を実現 − 「Interstage List Creator V1 powered by Windows Azure」 
「Windows Azure Platform」上で標準のPDF帳票を生成することが可能になります。また、「Interstage List Creator デザイナ」で設計した既存の帳票定義をそのまま使用することができるため、低コストで帳票アプリケーションを「Windows Azure Platform」へマイグレーションすることができます。

[機能強化]
(1)「Windows Azure Platform」も含めたマルチプラットフォームシステムを一元監視 − 「Sytemwalker Centric Manager V13.5」 
「Systemwalker Centric Manager」の統合監視コンソールを使用し、オンプレミスと「Windows Azure Platform」を一元監視することで、運用管理者の負担を軽減します。

(2)安心・安全なデータ連携をプログラムレスで実現 − 「Interstage Information Integrator V10.2」 
オンプレミスと「Windows Azure Platform」のハイブリッド環境で、データフィルタや暗号化による安全な連携と、業務データを分割・圧縮することができ効率的な連携が可能になります。


※ 「標準価格および出荷時期」などは、関連資料参照


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