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新日本無線、低電圧1.8Vで動作し火災報知器などに最適なモノラルパワーアンプを生産開始
低電圧1.8Vで動作し火災報知器などに最適なモノラルパワーアンプ
1.2W出力モノラルパワーアンプ NJU7089 生産開始のお知らせ
※製品画像は添付の関連資料を参照
新日本無線(本社:東京都中央区)では、火災報知器など電池駆動機器の音声出力用パワーアンプとして最適な、低電圧動作1.2W出力モノラルパワーアンプ、NJU7089の開発を完了しサンプル配布を可能としました。
【開発背景】
火災報知器やICレコーダーは電池駆動が一般的であり、これらの機器に搭載されるICには電池性能を最大限利用し長時間動作をさせるため、低電圧から動作することが求められます。
また、ICレコーダーなどでは、ノイズ低減のためDAC(D/A Converter)出力に差動出力を採用するケースが多くあります。このような背景から、新日本無線では低電圧から動作しDACの差動出力方式にも対応する、1.2W出力モノラルパワーアンプ、NJU7089の開発を行いました。
【製品特長】
特長1:最低動作電圧1.8Vのため電池駆動機器に最適
当社従来品(*1)に比べプロセス/回路の見直しを行うことによって、乾電池の終止電圧0.9Vx2本分に相当する1.8Vからの低電圧で動作させることが可能です。電池性能を最大限利用できます。
特長2:1.2W出力により充分な音圧レベルを確保
出力電力は他社同等製品に比べ約20%向上(*2)させた、1.2W出力となっており火災報知器などでも充分な音圧レベルを確保できます。
特長3:小型パッケージ搭載により実装面積を削減
NJU7089はICレコーダーなど高密度実装が必要な機器向けに、小型・低背パッケージ品 ESON8−V1(2.3×2.3×0.397mm)をラインアップしました。他社同等製品に比べ実装面積比で約40%削減(*2)可能です。
◇用語解説
*1:当社従来品、NJU7084は+2.8Vから動作
*2:2011年7月、当社調べ