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ダイキン、中国・常熟工場でフッ素ゴム「ダイエル」の生産設備を新設

2011-07-22

環境規制の高まりによる需要拡大に対応

中国・常熟工場でフッ素ゴム『ダイエル』の生産設備を新設、2013年1月に量産開始

〜自動車分野でのフッ素材料の使用を促進〜


 ダイキン工業株式会社は、中国におけるフッ素化学製品の製造・販売子会社である「大金フッ素化学(中国)有限公司」(本社:江蘇省常熟市)の常熟工場に、フッ素ゴム『ダイエル』の生産設備を新設することを決定しました。2013年1月からの量産開始を計画しており、設備投資額は約30億円を予定しています。 

 この生産設備の新設により、当社のフッ素ゴム生産体制は、日本の淀川製作所(大阪府摂津市)、フランスリヨン工場をあわせてグローバル三拠点体制となり、生産能力は、従来比約6割増加します。 

 フッ素ゴム『ダイエル』は、長期間、圧力をかけても変形しにくく、耐熱性や耐油性に優れ、自動車のエンジンルーム、燃料系統、オイルシールなどの部品として使用すると、燃料・オイル漏れを防ぎ、長期にわたって環境負荷を低減します。 

 近年、グローバルで自動車の環境規制強化(燃費向上、排ガスのクリーン化、燃料蒸散の低減)が進んでおり、他素材から環境負荷を低減するフッ素ゴムへの切り替えが進んでいます。一方で、世界的に自動車の生産台数が増えており、とりわけ中国市場での増加は著しい伸びを示しております。さらに、中国に工場を持つ自動車メーカーが、フッ素ゴムを使用した重要保安部品(オイルシール、燃料ホース)を、中国ローカルメーカーを含めた現地調達への切り替えを進めており、中国のフッ素ゴム市場は急拡大しつつあります。 

 2010年の中国のフッ素ゴム市場は80億円で、2015年には1.6倍となる130億円に拡大する見通しです。 

 今回の生産設備の新設により、当社は中国でのフッ素ゴムのシェアを現在の10%程度から2015年にはトップシェアとなる30〜40%への引き上げを目指し、事業の拡大を図ります。  

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