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川崎重工、茨城県向け最新鋭「川崎式BK117C−2型 防災ヘリコプター」を納入
茨城県向け「川崎式BK117C−2型 防災ヘリコプター」を納入
川崎重工は、茨城県より受注・契約しました最新鋭の「川崎式BK117C−2型消防・防災ヘリコプター」を納入しました。本件は、「C−2型」の消防・防災ヘリコプターとしては国内においては6機目の納入であり、茨城県防災航空隊にて運用されます。
「川崎式BK117ヘリコプター」は、当社と欧州のヘリコプターメーカーECD社(ユーロコプタードイツ社)〔旧MBB社(メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社)〕が共同開発したヘリコプターで、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリ(救急救命)など多用途に活用される中型双発機です。また同機は、優れた安全性・操縦性、コンパクトな機体形状、担架などの長尺物の搬出入に適した大型の機体後部観音開きドアを特長とし、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により当社納入分(2010年10月27日現在)で149機、ECD社納入分を合わせると全世界で約833機以上の納入を誇るベストセラー機です。
「C−2型」は、従来型の特長を活かしながら、以下の改善が施されています。
1)従来型機からキャビンスペースを約30%拡大し、最大全備重量を約7%、航続距離を約30%向上し、飛行能力・輸送能力を大幅に向上。
2)新型メインローター・ブレードを採用することで、騒音・振動を大幅に低減。
3)新型操縦室による広い視界と、統合計器システムにより計器の配列をシンプルなものにするなど快適な操縦環境を実現。
今後も当社は、優れた技術力と高い信頼性、国産機ならではのきめ細やかなサポート体制を活かし、「川崎式BK117C−2型ヘリコプター」の積極的な営業活動を展開していきます。
【川崎式BK117C−2型ヘリコプターの主要諸元】
1)全長:13.03m
2)全幅:1.73m(胴体)
3)定員:11名(最大座席数)
4)最大全備重量:3,585kg
5)巡航速度:246km/h
6)航続距離:675km(標準タンク)
7)主な装備:自動操縦装置、レスキューウィンチ、リぺリングキット等
以 上
※参考画像は、添付の関連資料を参照