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独ライカカメラ、コンパクトな広角レンズ「ライカ スーパー・エルマーM f3.4/21mm ASPH.」を発売
新製品:ライカ スーパー・エルマーM f3.4/21mm ASPH.
秀逸な描写性能でMシステムの新たなスタンダードとなるコンパクトな広角レンズ
ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ソルムス、以下ライカ)は、ライカMレンズの製品ラインアップに新たに加わる高性能な広角レンズ『ライカ スーパー・エルマーM f3.4/21mm ASPH.』を発売します。『ライカ スーパー・エルマーM f3.4/21mm ASPH.』は、描写性能がさらに向上し、報道写真、建築写真、風景写真などの幅広いジャンルで活躍する柔軟性とコンパクトなサイズが特長です。軽量・コンパクトながらも様々なシーンで活躍し、旅先での撮影にも最適です。
その秀逸な描写性能は、歴代のMレンズのなかでも有数の人気を誇る名レンズ『ライカ スーパー・アンギュロンM f3.4/21mm』を連想させます。1963年から1980年にかけて製造されたこのレンズは、当時のMレンズを代表する存在で、定常光での撮影や報道写真の撮影に理想的なレンズとして高い認知度と評価を築きました。その絶大な人気は現在も衰えておらず、銘玉を求めるマニアの垂涎の的になっています。今回発売する『ライカ スーパー・エルマーM f3.4/21mm ASPH.』は、卓越した描写性能でその後継機種と呼ぶにふさわしいレンズに仕上がっており、絞り開放でも優れたコントラストでディテールまで鮮やかに描き出します。また、特に注目に値するのがフレアを効果的に軽減する点で、逆光での撮影でも高コントラストかつ鮮明で美しい画質が得られます。
この卓越した描写性能は、光学系の精巧な設計と製造により実現しています。レンズ構成は7群8枚で、非球面レンズ(2面1枚)と異常部分分散ガラス(4枚)の使用により、諸収差を極限まで補正しています。
すべてのライカのレンズと同様に、開発・設計はソルムスの光学系のスペシャリストによって行われており、光学系とメカニズムの専門的な知識と技術を見事に融合した仕上がりになっています。ライカのレンズは、最高品質の素材だけを用い、全て手作業で丁寧に製造しており、末永く価値を維持できる“Made in Germany”のレンズとして、きわめて高い信頼性を確保しています。ライカの製品は、最先端技術を駆使しながら丹念につくり上げることで、レンズの1 本1 本が等しく確かな品質を確保するよう取り組んでいます。
付属品のフルメタル製の高品質なレンズフードは、不要な入射光をカットしてコントラストの低下を効果的に防ぎます。また、フロントレンズをキズや汚れからしっかりと保護する効果もあるので、レンズ使用時はレンズフードを常に装着しておくことをおすすめします。
『ライカ スーパー・エルマーM f3.4/21mm ASPH.』は、2011年7月よりライカ直営店およびライカ正規特約店にて販売開始予定です。
※テクニカルデータ、製品画像は添付の関連資料を参照